top_line

【昔ながらのパン屋さん】渋谷の裏路地にこんなレトロ&ホッコリした気持ちになれるパン屋さんがあったとは…! 創業1977年『パリジャン』

ロケットニュース24

【昔ながらのパン屋さん】渋谷の裏路地にこんなレトロ&ホッコリした気持ちになれるパン屋さんがあったとは…! 創業1977年『パリジャン』

お米大国と言えど、日本でも大事な主食の一つであるパン。古くは安土桃山時代に、ポルトガルの宣教師によって西洋のパンが日本へ伝来してきたと言われている。しかしパンが本格的に日本人に受け入れられるのは明治時代。だいたいこの150年のことなのだ。

あんぱん、メロンパン、食パンなどは日本オリジナル! 今やおしゃれなパン屋さんも多い。しかし、ふと目を凝らせば街の一角に、昔ながらのほっこりパン屋さんが確実に存在している! 今回紹介するのは、若者の街・渋谷! JR渋谷駅から徒歩6分ほどにあるパン屋さん「パリジャン」。

JR渋谷駅西口から歩道橋で国道246号線を渡り、坂をのぼってくねくね進むと、ちょっとわかりづらい路地裏に「パリジャン」はある。はじめて見かけた時、ひっそりとたたずむ「パリジャン」の可愛らしさと謙虚さに、思わずため息が出てしまった。まるでここだけ時が止まっているかのようだった。

中に入ると、これまた懐かしさを感じる店内。レトロなシャンデリアに、手作りパンが並ぶ白い棚。ステンレスのトングに木のトレイ。そう、そう、昔ながらの街のパン屋さんってこうだよね、というぬくもりが溢れている。

棚には惣菜パンから菓子パンまでズラリ、たくさんの種類がある。16時頃だったので、売り切れているパンもちらほら。本来はもっと種類があるらしいが、現在コロナの影響もあり種類を減らしているそうだ。

手書きのポップが、これまたほっこり。『きのこ倶楽部』や『円ピザ』、『ローズビーフ』など気になる名前が並ぶ。

冷蔵庫には野菜がたっぷりとれる『サンドイッチ』をはじめ、『マドレーヌ』などスイーツも豊富だ。

さて、この中からいくつか紹介していこう。

まずはお店の人気メニュー、『ベーコンエッグ』(税込200円)。見た目がラピュタに出てくるパンに似ているということで、若者に人気だそう。むむむ、確かにそそられる! いざ食べてみると、ケチャップとマヨがほどよく目玉焼きにマッチしている。ボリュームとしても食べ応えあり。

お次は『ツナサラダ・ちくわ』(税込210円)。実はこのちくわが入っているパン、昔ながらのパン屋さんで意外と目にする。「ちくわとパン!?  それって合うの⁉︎」というお言葉も聞こえてきそうだが、意外や意外。弾力あるちくわの食感が、ふわふわのパン生地を引き立てる。味はツナに押され、そこまで主張はなく違和感は一切ない。うん、美味い。

『クリームパン』(税込150円)は、見た目がいわゆるグローブの形をしていて、アンパンマンのクリームパンダちゃんを彷彿(ほうふつ)とさせる。生地がしっとり柔らかく、手作りのカスタードクリームがこれまた優しい甘さ。あっという間に平らげてしまい、ちょっと寂しい気持ちになってしまうほど。

・「パリジャン」の歴史

「パリジャン」の歴史についても触れてみたい。長崎五島列島出身の青山強志さんが、神戸の洋菓子屋で働き、その店の東京出店とともに上京。他のパン屋でも修行を積んだ後、「渋谷で店を構えたい!」と27歳で独立。そして「パリジャン」をオープンさせる。いまは次期二代目ともいうべき、長男の政志さん(写真左)が厨房に立ち、一代目夫人の恵子さん(写真右)とともにお店を支えている。

長年、地元の方に愛されてきた「パリジャン」。お昼には近所のオフィスビルで働く会社員や、近くの大学・専門学校に通う学生さんで賑わう。また、近くのビルの売店や企業などにもパンを卸している。

しかし約1年前からはじまった再開発により町並みがガラリと変わってしまい、地元の方は減ってしまった。代わりに工事現場のお客さんが増え、工事現場自体からの注文もあるという。

そして今回のコロナの自粛によりめっきりお客さんが減ってしまったそう。今は卸しを中止している状況だ。4月、5月には休業もしていたが、それでもパンを食べて欲しいということで、消毒の徹底やパンを小分けにするなど衛生面に注意を払い、営業時間を短縮して続けている。いつかまた、たくさんの種類のパンが復活しますように。

ときには渋谷の喧騒を逃れて、パリジャンのパンで一息ついて欲しい。

・今回訪問した店舗の情報
店名 パリジャン
住所 東京都渋谷区桜丘町13−1
営業時間 7:00~18:00(新型コロナウイルスの感染拡大防止のため営業時間短縮中)
定休日 土・日

Report:千絵ノムラ
Photo:RocketNews24.

TOPICS

ランキング(くらし)

ジャンル