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湿度のはなし 気象予報士・蓬莱大介の【お天気ライブ ほうらい屋】【5】

テレビドガッチ


この時期、気温だけでなくて湿度も気になりますよね。
そもそも湿度ってなんだ?をザクっとわかりやすく説明します。

まず「湿度」を知るには、水(H2O)が地球上で3つの姿に変身するということから確認しておきましょう。
小学校の理科の復習です。

液体(水)、気体(水蒸気)、固体(氷)
液体から気体になることを蒸発、その逆は凝結(ぎょうけつ)といいます。
そして、私たちの周りにある空気という気体は酸素、窒素、アルゴン、二酸化炭素、水蒸気などからできています。

ここで、空気を目に見えない大きな器に例えましょう。
空気は「気温によってどのくらい水蒸気を含むことができるか」が決まっています。
水蒸気をもうこれ以上含むことができない!となると、水蒸気は水滴に姿を変えて器から出て行こうとします。

湿度50%というのは、器のまだ半分は水蒸気を含めますよということ。
湿度100%というのは、器にはこれ以上水蒸気が含めません!ここからは水滴にどんどん変えていきます!という状態のことです。
となると、湿度100%は何も水の中にいるというわけではありませんね。
雨が降っている最中は湿度90~100%の時もあります。
なんとなく分かりますか?目の前にある空気でイメージして下さいね。

湿度が低いと、空気中にまだまだ水蒸気が蓄えられますよということで、その空間にある液体(水分)が蒸発して、気体(水蒸気)に変わっていきます。

湿度が高いと、液体から気体に変わっていきにくくなるので、その空間にある水分はなかなか蒸発しなくなります。
空気中には目に見えない水蒸気がたくさんある状態です。
水蒸気がたくさんあると、その空間の熱を閉じ込める役割をします。
その空間に人間がいれば、体から汗が蒸発しにくくなり体に熱がこもる、これが梅雨の「ジメジメ感」です。

梅雨~夏は、南から湿った空気(水蒸気)が入ってきやすいです。気温が高いと熱中症に要注意なのはもちろんですが、湿度も非常に重要になってきますので、気温・湿度ともに気を配ってくださいね。

プロフィール
蓬莱大介(ほうらい・だいすけ)
気象予報士・防災士。1982年兵庫県明石市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。2011年読売テレビ気象キャスター就任。 現在、読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」「かんさい情報ネット ten.」「ウエークアップ!ぷらす」の3番組にレギュラー出演中。 2020年からはkiss-FM KOBE「FRIDAT NIGHT SPECIAL蓬莱大介RAIN SONGS」でラジオパーソナリティーを務める他、読売新聞(全国版)で連載記事「空を見上げて」の執筆スタート。
著書 「クレヨン天気ずかん」(2016年主婦と生活社)
「空がおしえてくれること」(2019年 幻冬舎)
「蓬莱さんのスケッチ予報Calendar2020」(2020年 読売テレビエンタープライズ)

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