異星人に誘拐されたら何て言う? オカルト誌『月刊ムー』が英会話本を発売!?
異星人に誘拐されたら何て言う? オカルト誌『月刊ムー』が英会話本を発売!?
 UFOや未確認生物、幽霊などの超常現象はいつの時代も、少年の心を忘れられない僕たちを奮い立たせてくれる。陰謀論や古代文明など、その手の話も好きな人同士で集まると尽きることはなく、話に華が咲いたと思えばいつのまにか明け方まで飲んでいたなんてこともたびたびあるのだ。
『ムー公式 実践・超日常英会話』(宇佐和通/学研プラス)

 UFOや未確認生物、幽霊などの超常現象はいつの時代も、少年の心を忘れられない僕たちを奮い立たせてくれる。陰謀論や古代文明など、その手の話も好きな人同士で集まると尽きることはなく、話に華が咲いたと思えばいつのまにか明け方まで飲んでいたなんてこともたびたびあるのだ。

 子どもの頃から、そんな僕らを強く惹きつけてくれたのは世界各国の“オカルト”を一手に集めた専門誌『月刊ムー』(学研プラス)である。僕の知る限り日本でただただオカルトを追求する雑誌はこれしかなく、正直、ちょっと馬鹿馬鹿しくもいたって真面目に探求し続けるその姿勢に敬意を表すばかりだ。

 そんな熱い雑誌『ムー』から近頃、英会話が学べる本『ムー公式 実践・超日常英会話』(宇佐和通/学研プラス)が発刊した。なぜこの一冊が世に出されたのか。SNSやネットの発達による昨今の情勢をふまえたまえがきには、以下のように記されている。

速報性を軸にして考えると、やはり英語が一番強いだろう。それは最も広く使われている言語であるからにほかならない。奇妙な出来事が起きた現場が英語圏であっても英語圏でなくても、伝える手段として最も多く選ばれる言語は英語なのだ。

 本書はなおも「たとえば海外旅行に行ったときに、もしも——あくまでもしも、だが、——旅先で日常を超えたミステリアスな事件に巻き込まれてしまったら、この本の知識がピンチになったあなたを救うかもしれない」と続ける。そう、日本語の通じない場所で、いつ何どき宇宙人のアブダクション(誘拐)に遭うかもしれない。そんなときに役立つのがこの一冊というわけだ。

 では、どのような例文が掲載されているのか。例えば、以下のような英会話の構文がある。

I need you to call the police AND the military, because my friend was abducted by aliens.

 この例文は和訳すると「友人が異星人に誘拐されたので、警察と軍隊を呼んでください」となる。人間がいるならば、どこかの星にもまた生命がいておかしくないはずだ。UFOの目撃談は絶えず、アメリカがエリア51で何をしているのかも僕らは知らない。だとすれば異国の地で、もし愛する人や友人たちに何かがあった場合、この英文を使う日だってきっと来るはずである。

 また、UFOや未確認生物のみならず、オカルト全般に斬り込む本書では以下のような例文も掲載されている。

In any case, the earth WILL be destructed!

 この英文が伝えるのは「とにかく、地球は滅亡する!」という意味。毎年何かしらの理由で滅亡するという説も唱えられているが、いつ本当に訪れるかは分からない。記憶をたどると1999年の“7の月”にノストラダムスがいうところの“恐怖の大王”も降りてこなかったわけだが、とはいえ、真に滅亡を迎えるその日にはぜひともこのフレーズを叫びたくなる。

 これらの他にも多岐にわたる“オカルト”な英文を紹介する本書。『月刊ムー』で漫画『オカルとおさん』を連載する石原まこちんさんの“脱力感”ある絵もあいまって、寝るのを忘れてついつい読み進めてしまうような一冊となっている。超常現象など存在しないと侮るなかれ。いつか私たちが、未知なる体験に遭遇したときに役立ってくれるはずだ。

文=カネコシュウヘイ

(更新日:2017年9月14日)

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