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日本の江戸時代から今日まで生きている長生きカメのジョナサンは今年で182歳

カラパイア

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 日本には「鶴は千年、亀は万年」という言葉がある。カメは脊椎動物の中で最も寿命が長い動物と言われているが、カメの種類によって異なる。短いもので10数年、一番長寿とされているのは、陸生のカメの中ではゾウガメで、100年以上とされている。

 アフリカ西海岸沖に浮かぶ島、セント・ヘレナ島にいるセーシェルセマルゾウガメのジョナサンさんは、今年182歳を迎えた超高齢のカメである。



 ジョナサンが生まれたのは1832年と推測されており、日本はまだ江戸時代。大塩平八郎の乱の起きる前というのだから驚きだ。

 ジョナサンは高齢の為、白内障になりほとんど目が見えず、匂いもわからないというが、耳はいいそうだ。御齢182歳のジョナサンは、おそらく陸上で生きている生物の中で最長寿の存在かもしれない。

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 しかしなぜジョナサンがセント・ヘレナに来たのかは誰も知らない。

 17世紀、当時亀は食糧であり、行き交う貿易船には食用に何百もの亀を積み込まれていた。ガラパゴス諸島では、20万匹もの亀が殺されて食糧にされたと考えられている。

 そんな時代でジョナサンが生き残れたのは、1880年代のイギリス海外領土長官であるハドソン・ジャニッシュのお気に入りだったからだろう。それ以来、33人の長官がセント・ヘレナに来たが、皆ジョナサンを成長を見守り続けていたという。現在の長官であるマーク・ケープ氏も、ジョナサンが最大限の敬意をもって扱われることを熱望している。1882年に撮影された写真では、ジョナサンはすでに大人のサイズに達していた。既にその時点で50年が経過していたと推測される。

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 ジョナサンは目がよく見えないため食べ物を探すのが難しい。そのため栄養失調を起こしやすく、余計に口ばしがもろくなっている。今では獣医のジョーが新鮮な野菜やフルーツを毎週日曜日に届けに行っている。この栄養補助のおかげで、ジョナサンの皮膚は柔らかくなり肉付きがよくなったという。

 ジョナサンのようなセーシェルセマルゾウガメは、最大で250年は生きると言われているが、ジョナサンは既に高齢でいつ何があってもおかしくない。セント・ヘレナ島では、いつ彼が亡くなってもいいように、「オペレーション・ゴー・スロー(Operation Go Slow)」が取り決められた。

 これは彼が寿命を迎えたときの手続きをスムーズにするもので、そこには、死後ジョナサンを剥製にしたりはしないなどの内容が記されている。ただし、ジョナサンの甲羅は保存されセント・ヘレナで展示されるそうだ。更に、ジョナサンと同じサイズのブロンズ像を作るための基金を設立するらしい。

 時代の生き証人であるジョナサン。今後も末永く、長寿のシンボルとして君臨し続けてほしいものだ。


Jonathan the turtle of 182 years


via:viralnova・原文翻訳:such


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