top_line

コロナで飼い主を亡くした53歳の亀に新たなる飼い主が見つかる(アメリカ)

カラパイア

飼い主を失った亀
image by:twitter@MspcaAngell

 コロナ禍が続く中、飼い主がコロナに感染して長期の治療入院を強いられたり、最悪の場合は命を落としたりした結果、行き場を失ってしまったペットたちは決して少なくないそうだ。

 そんなペットたちを、地域の動物保護施設や愛護協会らは引き取り、世話している。

 アメリカのマサチューセッツ州で、コロナウイルスに感染した飼い主を失った1匹のカメを預かった保護施設が新たな里親を募集したところ、予想を超える希望者が殺到。カメは、カメの専門家に引き取られることになったという。『bostonglobe』などが伝えている。

MSPCA’s oldest ever adoptable animal needs a home after her owner dies of COVID-19

高齢者女性に飼われていたカメ、施設に保護される


 マサチューセッツ州ウォルサムで、女性の飼い主と何十年も一緒に暮らしていたカメの“ミズ・ジェニファー”は、コロナ禍の真っただ中に、その飼い主を失う悲劇に見舞われた。

 新型コロナウイルスに感染した飼い主が入院すると、ミズ・ジェニファーは5月9日にボストンにある動物愛護施設『MSPCA』へと引き取られた。

 飼い主と再び会えるようになるまで、施設側が面倒を見るという形で預けられたミズ・ジェニファーは、保護期間中の5月20日に53歳の誕生日を迎え、施設のスタッフやボランティアたちにパーティーを開いてもらい、大好きなタンポポが乗ったフルーツケーキをプレゼントされた。

 しかしその週、飼い主の女性が逝去。
 ミズ・ジェニファーは、完全に飼い主を喪ってしまった。

How CUTE! This is an example of making the best out of tragedy. The birthday girl here is "Ms. Jennifer" – looking…

Posted by Elysia Rodriguez on Thursday, 21 May 2020



新たな里親は、正真正銘カメの専門家


 施設側は、ミズ・ジェニファーのために新たな飼い主を探すことに決め、希望者を募った。

 この1件がメディアやSNSで伝えられると、里親希望のメールや電話が3000件以上も殺到したそうだ。

 慎重な審査の結果、ミズ・ジェニファーの新たな飼い主には、ボストン市内に住むカメの研究をしている女性科学者に決まった。

 施設側は、次のように話している。

コロナ禍の最中に飼い主を失って引き取った動物たちは10匹ほどいます。その中にミズ・ジェニファーがいましたが、明らかに施設の動物の中でも最高齢でした。

ミズ・ジェニファーは人気があり、たくさんの里親希望を頂き、とても感謝しています。新しい飼い主は、正真正銘のカメの専門家です。

カメでいうとミズ・ジェニファーの53歳という年齢はまだ若く、あと50年は生きる可能性があります。新しい飼い主のもとでも、愛情を注がれて幸せに長生きしてほしい。


 ミズ・ジェニファーは、これまで飼い主の女性にとても大切にかわいがられており、獣医院に定期的に健康診断も連れて行ってもらっていたという。そのため、健康状態は極めて良好ということだ。

 通常、カメは野生ではとても大きくなるが、小さな家の中で飼育されるとあまり成長しないのだそうだ。ミズ・ジェニファーの体重は1.8kgで、大きめのお皿と同じぐらいのサイズだという。

written by Scarlet / edited by parumo

TOPICS

ランキング(どうぶつ)

ジャンル