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覆面パトカーを装い若い女性を次々と毒牙に… 有名強姦魔が刑務所で新型コロナ死

ニュースサイトしらべぇ

(jludu/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

いきなり反転警光灯を点灯させ、危険運転やスピード違反など道路交通法違反の車を追いかける覆面パトカー。警光灯は今でこそ民間人の手に渡ることはないが、数十年前には容易に入手できたため、悪用して事件を起こした者が多数いる。

そして米国の南部のある州では、この男の名を知らない者はいないという。


■不気味な覆面パトカー

1997年、米国・アーカンソー州リトルロック市のひと気のない道路で、若い女性がニセ警察官に呼び止められ、強姦されるという事件が相次いだ。

好みの若い女性がひとりで乗っている車を見つけると、青色の反転警光灯を点灯させて覆面パトカーを装い、車に近づいていたロバート・バーミンガムという男。車が道路脇に停止すると女性に車から降りるよう命じ、さらにひと気のない場所に連れ込んで性的暴行に及んでいた。

被害者は若く、ひとりは当時17歳の少女。バーミンガムを「ニセ警察官」と疑うことすらなかったという。


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■刑務所で新型コロナに感染

この事件はアーカンソー州の若い女性たちを震撼させ、報道においても世間においても、バーミンガムは「ブルーライト強姦魔」と呼ばれていた。

そして1998年、強姦罪で起訴され、裁判によって終身刑が下ったバーミンガム被告はリトルロック刑務所へ。22年にわたる服役によって54歳になっていたところ、衛生状態も換気も悪い刑務所で新型コロナウイルスに感染し、肺炎が重篤化して今月13日に病院で死亡した。

事件の被害者のひとり、シャノン・ウッズさんがメディアの取材に応じ、「あの男が死んだとの報告に心底ほっとしています。やっと悪夢から解放されます」などと語った。

刑務所内での新型コロナウイルス蔓延を避けるために釈放されるのではないかと想像し、気が休まらない日々が続いていたという。

■「なぜ民間人が警光灯を」

事件当時は、パトカーが使用している青色の各種警光灯を、民間人が趣味で購入したり、車に搭載することが可能だった。しかし、犯罪の手段として悪用されたこの事件をきっかけに、アーカンソー州ではある法律が成立している。

「警察車両と誤解させる青色警光灯を販売、譲渡してはならない」「民間人の所有・使用はいずれも違法」と謳い、2017年3月9日に施行となった『シャノン法(Shannon’s Law)』だ。


■被害者が見せた正義と気概

被害者女性にちなんだ名が付けられた『シャノン法』。性犯罪に遭った場合、被害を名乗り出るだけでも大変な勇気がいるが、シャノンさんは常に実名で捜査や取材に協力してきた。民間人が青色警光灯を入手できることの矛盾と危険性を、世の中に辛抱強く訴えるためだった。

アーカンソー州下院は、シャノンさんの尽力でその法案「HB1385」を州議会に提出し、成立させることができたと確信している。彼女の勇敢さを州民も心から称えている模様だ。

(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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