解説
「ゴジラ FINAL WARS」(2004)以来12年ぶりに東宝が製作したオリジナルの「ゴジラ」映画。総監督・脚本は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の庵野秀明が務め、「のぼうの城」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の樋口真嗣が監督、同じく「のぼうの城」「進撃の巨人」などで特撮監督を務めた尾上克郎が准監督。14年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」に登場したゴジラを上回る、体長118.5メートルという史上最大のゴジラをフルCGでスクリーンに描き出し、リピーターが続出するなど社会現象とも呼べる大ヒットを記録。興行収入は81.5億円に上り、第40回日本アカデミー賞では作品賞、監督賞ほか7部門で最優秀賞を受賞した。ある時、東京湾アクアトンネルで崩落事故が発生。首相官邸で開かれた緊急会議では、地震や海底火山の噴火など事故原因をめぐって議論が紛糾する。そんな中、内閣官房副長官の矢口蘭堂は、海底に正体不明の巨大生物が生息し、それが事故の原因ではないかと推測するが……。矢口役の長谷川博己、内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役の竹野内豊、米国大統領特使カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみをメインに総勢328人のキャストが出演し、狂言師の野村萬斎がゴジラのモーションキャプチャーアクターとして参加した。
(提供元:映画.com 作品画像:(C)2016 TOHO CO.,LTD.
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家族LOVEママさんの評価 ★★★☆☆
エヴァンゲリオンの庵野監督がゴジラを撮る、というので期待に胸を膨らませながら見てみましたが……これは間違いなく庵野作品でした(笑)。ゴジラを子どもたちの味方、怪獣の王として描くのではなく。かといって人間の敵として存在させるわけでもなく。ただ、たまたまそこにいた自然の驚異──いうならば人間にとっての災害としている。しかもその姿は環境に合わせて適時進化していく。これほど怖いものがあるでしょうか。そしてその対応に追われる日本政府。討滅しようと果敢に挑む自衛隊。すべてがリアルすぎるほどリアルに描かれていて、まるで本当にゴジラがいるんじゃないだろうか。家から出たらあの巨大な尻尾が空を横切るんじゃないだろうかと思ってしまうほどでした。政治的会話のシーンが多く、子どもにはちょっと難しいかな?と思ったのですがそこはそれ、やっぱりゴジラは子どもをひきつけます。小学生の息子は画面を食い入るように見つめていました。劇中、エヴァンゲリオンのBGMが流れたときは「おっ」と思わずテンションが上がってしまいますね(笑)。
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