距離のあった嫁姑が…心がほっこりするドラマです、多部未華子主演「ツバキ文具店」第5話レビュー
距離のあった嫁姑が…心がほっこりするドラマです、多部未華子主演「ツバキ文具店」第5話レビュー
多部未華子が主演を務めるNHKドラマ10「ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜」。5月12日に放送された第5話では、非の打ち所のなさそうな美人の花蓮から、義母への代書依頼を受ける鳩子。花蓮は“あること”を義母から責められ、傷つけられるのだが、結果そのことで、距離のあった嫁姑が仲良くなってゆく…。とってもほっこりする回であった。

第5話 義母への誕生日カード

ポッポこと雨宮鳩子(多部未華子)は、祖母・雨宮カシ子(倍賞美津子)が営んでいた「ツバキ文具店」を継ぎ、祖母の本業であった代筆屋として仕事を始める。

ある日のこと。
鳩子を探しているという怪しい外国人青年(アレックス・JD)がいると、近隣の人が伝えに来る。

一方、ツバキ文具店の近くの「むぎカフェ」の店長・守景蜜朗(上地雄輔)から「代書をしてくれる人がいる」と聞き、高台に住むお金持ちと噂される男爵(奥田瑛二)に連れられて、美人の花蓮(芦名星)がやってくる。

花蓮は、姑がもうすぐ還暦なので、誕生日のお祝いのメッセージを贈りたいという。
国際線の客室乗務員をしているという花蓮は、義母とは仲良くしていると言うが、男爵は花蓮の言葉に首をかしげる。

母がいない二人

鳩子がむぎカフェに行くと、守景から花蓮が義母からコンコンと説教されている姿をよく見かけたと聞かされる。
そして、花蓮はあまり幸せそうじゃなかった、と守景は言う。

鳩子が花蓮に事情を聞くと、花蓮は本当のことを打ち明ける。
「私、汚文字(おもじ)なんです…義母から字が汚いのは心が汚いからだと言われて…」と打ち明ける。
そして花蓮は2歳の時に両親が離婚して父親に引き取られたため、自分は育ちが悪いのだと卑下するのだった。
「母がいなかった自分にやっとできた義母だから、仲良くしたいんです…」と花蓮は自分の気持ちを打ち明ける。
鳩子は自分も母親がなくて寂しい思いをしたことを思い出し、花蓮のことを他人事とは思えなかった。

母親へのゆれる気持ちに蓋をして…

隣人のバーバラ婦人(江波杏子)とパンを焼くのが得意な小学校の教師(ティーチャー)であることから、パンティーと呼ばれている楠帆子(片瀬那奈)と一緒に夕食を食べる鳩子。

食事の後、鳩子は母親になれる自信がないから恋愛はしない、と呟く。
バーバラ婦人に鳩子は「お母様に会いたくない?」と聞かれるが、鳩子は自分の気持ちを押さえ込み、「もう煩わされたくないから…」と返答する。

親への悩みは様々

鎌倉の観光ガイド・白川清太郎(高橋克典)は、母親が認知症になって日々振り回されていた。
お茶を飲みに来た白川に鳩子は「嫁と姑が仲良くなれる方法ってないかな? と考えている」とこぼす。
すると守景から電話がかかってきて、花蓮の義母がカフェに来ていると連絡を鳩子は受ける。

警戒し合う嫁と姑の距離感

守景からの連絡を受け、すぐむぎカフェへ向う鳩子。
友人たちをお茶を楽しんでいた花蓮の義母・知里(阿知波悟美)は、友人に嫁のこと聞かれ、「とってもいい子なのよ…でも従順すぎると何考えてるかわからないところあるのよ」と漏らしているのを、鳩子は側耳を立てて聞く。

鳩子は偶然出会った男爵に「嫁姑問題はお詳しいですか?」とアドバイスを求める。
すると、男爵は修復の可能性はあると言って、「姑だって昔は嫁だったんだ。嫁の気持ちを一番わかるのは姑だ」と答えるのだった。

その人が書くような文字で代筆する

鳩子は花蓮が文字を書くことに苦しんだ姿を、自分が幼い頃カシ子に字を教え込まれて泣いていた日々と重ねていた。
慎重に、花蓮が書くであろう文字を熟考し、推敲を重ねる鳩子…。

「おかあさんの手料理をいただくと、ホッとします。おとうさんとの仲の良いお姿が私たち夫婦の理想です。いつまでもお元気でいてください」

鳩子は手紙を書き上げ花蓮に渡す。
花蓮はこの手紙をお手本にして字を練習すると涙を流し笑顔で感謝の意を伝える。

素直になれない義母の心を溶かした手紙

しばらくして花蓮から鳩子に連絡が入る。
手紙を書いたのはあなたではないでしょう? と言われ、手紙を書いた人に会うと義母が言って、ツバキ文具店に向かったと、鳩子は花蓮から知らされる。

ほどなくして知里が鳩子の店に訪れ、「自分は優しい人間だと思っていました…でもさらっと嫌味を言ってしまうの」と言って、自分が嫁に字が汚いのは心が汚いなどとひどいことを言ってしまった、と告白する。そして花蓮を追い詰め、代筆屋にお願いさせてしまったことを反省するのだった。

そして、「どうしても素直になれない…」と知里がこぼすと、鳩子は「お願いします、花蓮さんのお母さんになってください…家族になってください」とお願いする。

駆けつけた花蓮に知里は頭を下げ「ひどいことを言ってごめんなさい」と謝る。
すると花蓮は涙を流し、赤ちゃんができたことを知里に伝えるのだった。

名前に期待

随所に文具マニア垂涎の文房具情報が織り込まれているこのドラマだが、カシ子、鳩子と続いて、お母さんの名前にも期待したい。

幸せの伝書鳩、メッセンジャーとしての人生を期待され名付けられたであろう鳩子だが、鳩子は次の世代に、代書屋を継いでもらいたいのだろうか? と思う。

世襲で苦しんできたはずの鳩子だったが、いつしか代書屋をすることで、たくさんの人と出会い、仕事をすることでたくさんの人を幸せにしてきた。
そうした中、鳩子は反発していた祖母・カシ子への思いをどう変化させてゆくのか?
期待したい。

第6話は、5月19日(金)よる10時から放送。

NHKドラマ10「ツバキ文具店〜鎌倉代書屋物語〜」。
母親が認知症で困っていた白川は、ついに施設に母を入れること決意する。
しかし、母は亡き父から手紙が来ると言い張り、白川は鳩子に代書の依頼をするのだが…。
次回第6話は、5月19日(金)よる10時から放送。

「ツバキ文具店 〜鎌倉代書屋物語〜」公式HP
http://www.nhk.or.jp/drama10/tsubaki/

⇒主題歌「コトノハ/絢香」作品ページへ

(更新日:2017年5月19日)

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