RCサクセション『雨あがりの夜空に』登場する車はサニーだった
RCサクセション『雨あがりの夜空に』登場する車はサニーだった
  「(忌野)清志郎とは、ソングライティングがいちばんの繋がりだった。この曲は、2人の関係で形として …

「(忌野)清志郎とは、ソングライティングがいちばんの繋がりだった。この曲は、2人の関係で形として残った、絆と友情の大きな証しのようなもの」

 こう話すのは、RCサクセションのギタリストだった仲戸“CHABO”麗市。日本のロックの歴史は、RCサクセションとともに始まった。清志郎のボーカルとCHABOのギターは、ティーンエイジャーの憧れだった。

「当時、俺と清志郎はのべつ一緒にいて、酒よりもギター持って曲を作るのが遊びみたいなものだった。そんな毎日の中で、『ライブの最後に歌って盛り上がる曲を作ろうぜ』ってことになった。で、俺が最初にギターのリフを弾いて、『おう、いいな』って清志郎が詞を乗せてった。

 女性を車にたとえた詞は、ブルースの典型的パターンで、『おいらのポンコツ』は、あいつが乗っていたボロボロのサニーのこと(笑)。『発射』『ビンビン』とか、ちょっとセクシーなタッチがいいとかね。あいつのソングライティング力だね」

 じつは、シングル盤とライブで歌う歌詞が、一部違う。そこには、2人の特別な思い入れがあった。

「ディレクターに変更しろと言われて、サビ前の『雨あがりの夜空に吹く風が』を、『どうぞ勝手に降ってくれ ポシャるまで』に変えた。でも、『ポシャるまで、なんてよくねえよ』って、ライブでは戻して歌うようになった。ディレクターが悪いんじゃなくて、拒否できなかった俺たちの責任。『雨あがり~』でいちばん大事な歌詞だから。

 この曲は大ヒットしてない。あいつがいなくなってから膨らんだようなね。もし、生きているうちに認知されていたら、あいつ喜んだだろうな。ま、そんなもんかもね……」

<RCサクセション『雨あがりの夜空に』>

 

1980年1月21日発売
作詞:忌野清志郎、仲井戸麗市
作曲:忌野清志郎、仲井戸麗市 
編曲:RCサクセション、椎名和夫

<カラオケ・ワンポイント・アドバイス!>

 譜面どおりに正確に歌うなら、サビの「こんな夜に」の「よ」の音は、ひとつ音が上に上がって「ソ」になる。みんな同じ音だと思っているだろうけど。でも、自分なりでいいと思う。誰が歌っても清志郎みたいには歌えないから。

<元RCサクセション/仲井戸“CHABO”麗市>

 

 1950年東京都生まれ。66歳。1972年フォークデュオ「古井戸」でデビュー。1979年にRCサクセションにギタリストとして加入。1991年よりRCの無期限活動休止を機にソロ、BAND活動へ。オフィシャルHP http://www.up-down.com

(更新日:2017年5月19日)
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