イケボではないのになぜか惹かれる。星野源が持つ“声”の魅力
イケボではないのになぜか惹かれる。星野源が持つ“声”の魅力
俳優、歌手、文筆家と、多彩な肩書きを持ち、マルチな才能を発揮する星野源。主演を務めたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が大ヒット、また4月に発売されたエッセイ集『いのちの車窓から』がオリコン週間”本”ランキングで2週連続の総合首位を獲得するなど、今もっとも勢いのある人物の一人だ。

そんな星野は、演技力やルックスだけでなく、“声”でも注目を集めていることをご存じだろうか。

バラードで仕込まれた!? ”癒しの声”

最近ではヒット曲「恋」や「SUN」などのアップテンポな曲が目立つが、もともとはバラード曲を中心に発表していた星野源。「ばらばら」「くせのうた」といった、聴き手の心にすっと入り込んでくるようなゆったりとした楽曲が多くのファンから愛されてきた。

やや低めのトーンと柔らかな質感が、彼の声が持つもともとの特徴だが、バラードを歌い続けるうちに、声が曲のトーンにより一層近づいてきたのだろうか。次第にファンの間からは「声に癒される」という意見が多く聞かれるようになってきた。

そんな高評価を受ける自身の声を、星野はとあるラジオ番組で「自分の声はすごく苦手。バウムクーヘンを食べたあとの、口の中の水分が消えたようなモサモサした声で。」とユーモアと皮肉を交えて表現している。確かに星野の声は、特別に甘いわけでも、透き通った響きを持っているわけではない。つまり、いわゆる“イケメンボイス”ではないのだが、それでも星野の声には不思議な魅力があることは間違いないだろう。

安心して聞いていられる“品の良い下ネタ”

ラジオ番組『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)を聞いたことがある人ならご存じだろうが、番組中、星野はこれでもかというくらい下ネタを連発している。例えば、お気に入りのAV女優の話や自身の“フェチ”についてなど。その内容から男性が好んで聴く番組かと思いきや、意外にも女性リスナーも多いというから驚きだ。

そんな星野は下ネタについて、ある“哲学”を持っている様子。「いわゆる『下ネタですよ、どうやー!』みたいなのってあんまり面白くないなって思うので。だからひとひねりというか、ポーカーフェイスな感じをちょっとずつやっていこうと思って。」「人に迷惑をかけたり、すごくアピールをしすぎたりっていうんじゃなくて、節度をわきまえた品のある真面目な変態といいますか。そういうのでありたいですよね。」と過去に同番組内で話している。つまり、下ネタを話す際にも“品のよさ”を意識しているのだという。下ネタも気分を害することなく聞いていられるという安心感から、彼の声に“癒し”を感じるリスナーも多いのかもしれない。

声優としての才能にも注目

星野は、今年4月に公開されたアニメ映画『夜は短し歩けよ乙女』で、クラブの「後輩」である“黒髪の乙女”に恋心を寄せる主人公「先輩」の声を担当している。先輩の心の揺らぎなどを、星野はどのような声色で表現し、ファンを魅了するのだろう。俳優、歌手、文筆家のみならず、声優としての星野にも注目だ。

(文/おがたま)

(更新日:2017年5月18日)

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