『東京ラブストーリー』に『MAJOR』。主人公の子どもが活躍する続編作品って?
『東京ラブストーリー』に『MAJOR』。主人公の子どもが活躍する続編作品って?
1980年代後半に大ヒットした柴門ふみ原作の恋愛マンガ『東京ラブストーリー』。あれから約30年近くたった昨年、『東京ラブストーリー』の主人公で恋人同士の永尾完治(カンチ)と赤名リカが25年ぶりに再会するストーリーが描かれた『東京ラブストーリー After 25 years』が大きな話題を集めた。

25年越しに動き出す、運命の二人のストーリー

『東京ラブストーリー After 25 years』は、50歳になったカンチが、自身の娘の恋人の名前が「赤名アフリカ」であることを聞き、驚き戸惑うことから物語が始まる。そして、この赤名アフリカはリカの息子だったということを知り、25年越しに二人のストーリーがまた動き出していく。

2人の子ども同士が結婚前提で交際していることを知り、複雑な思いを抱くカンチと、相変わらず奔放なリカ。再会する2人や友人たちの関係が時を越えて甦り、アラフォー、アラフィフ世代の胸を熱くさせた。

前作の偉大さと戦うような続編漫画もある

主人公らの子どもたちが活躍する名作漫画としては、1995年から連載された矢沢あい原作の人気漫画『ご近所物語』の続編で、2011年に映画化もされた『Paradise Kiss』が有名。主人公である早坂紫は、前作『ご近所物語』には出てこない人物ではあるものの、『ご近所物語』の主人公・幸田実果子と同じマンションに住んでいたバーのオーナー、徳ちゃんこと徳森浩昭の子供や、実果子の親友・神崎リサの子供、実果子の17歳離れた妹・実和子が登場し、前作同様「ヤザガク」こと矢澤芸術学院を舞台に物語が繰り広げられる。デザイナーの姉に憧れてヤザガクに入学する実和子の可愛らしいファッションも人気を集めた。

長期連載で人気を集めた満田拓也の野球漫画『MAJOR』の続編『MAJOR 2nd』では、前作の主人公・茂野吾郎の息子・大吾が野球を始めるものの父親のようにうまくならず、挫折。サッカーに手を出すも、それも続かなかったり…と紆余曲折がありながらも、再び野球に向かう姿が描かれている。前作の主人公である偉大な父との対比が、読むものの心理をより熱くさせているようだ。

30年の時を経て甲子園決勝戦で投げる上杉達也の姿が!

そして、なんといっても話題になったのが、あだち充不朽の名作『タッチ』の続編的作品である『MIX』だ。『タッチ』の舞台と同じ明青学園で血のつながらない兄弟が甲子園をめざす野球漫画だが、話題となったのは2017年3月に発売された『ゲッサン』4月号に掲載されたエピソード。主人公・立花投馬が、明青学園が優勝した際の甲子園大会決勝戦のVTRを観ているというシーンで、なんと『タッチ』の主人公・たっちゃんこと上杉達也が登場したのだ。『タッチ』最終回は甲子園優勝の盾が達也の部屋に飾られているシーンで終わっており、その試合自体は一切描かれていない。実に30年の時を経て描かれた達也の甲子園決勝での雄姿は、わずか1コマであるものの往年のファンを歓喜させた。「そのうち浅倉南の新体操姿も出てくるのでは…!?」などと期待してしまう。

名作漫画の続編は難しいといわれるが、前作のキャラクターやその子供たちの登場は、読んでいて思わずテンションが上がってしまうはず。大好きだった漫画の続編を見つけて、読んでみてはいかがだろうか。

(文/ゆきかたとも)

(更新日:2017年5月18日)

Series シリーズ

Ranking/人気の記事(マンガ/アニメ)

Pick up ピックアップ

人気キーワード

Category カテゴリー

HOME