藤原竜也の新境地、初回から謎に満ちた展開に目が離せない!10年前の事件の秘密とは… 「リバース」第1話レビュー
藤原竜也の新境地、初回から謎に満ちた展開に目が離せない!10年前の事件の秘密とは… 「リバース」第1話レビュー
湊かなえ原作。新境地を開く藤原竜也主演、TBS系ドラマ「リバース」。4月14日(金)に放送された第1話は、10年前に置いてきた事件、その入り口に立つ。

悲しい記憶

ストーリーは主人公・深瀬和久(藤原竜也)のモノローグからスタートする。
「もし過去に戻れるとしたらいつにもどる?」「何をやり直す?」ノスタルジーだな、なんて思っていると、いきなりシーンは修羅場展開する。
10年前、唯一の親友・広沢由樹(小池徹平)を失った、深瀬の激痛を伴う細切れの記憶がパタパタと展開される。広沢は雪山で死んだ。それも、必然無く命を落としたのであろう。
劇中、あらゆる人物から「罪は罪」「うやむやにしたらろくなことにならない」と魂の贖罪を示唆するような言葉が何度も出てくる。深瀬は一体どんな罪を犯したのか。

深瀬和久という男

深瀬はひどく後悔している。10年前、スキー場で親友がある場所へ行こうとしたことを引き止めなかったことを。その結果、広沢が死んだと思っている。大事な親友を自分のせいで亡くしたと思う男が10年経ったのち、どんな姿で生きているのか。藤原竜也は見事に体現しているように思う。まず肩幅が狭い。空気を消して歩き、人の目を見ない。広沢が生きている時…大学時代は優しくて要領の悪いダサ男が、それでも生き生きと発散していた「覇気」を失ってしまっている。あちこちで当たり障りなく生きる。
ずばり言うと、「いい感じにキモい」。
それでも越智美穂子(戸田恵梨香)と出会って、徐々に人間らしく息づいてくる姿は「おまいら的」かわいさに溢れる。美穂子との関係の進展に狂喜乱舞した走り方がブサメンすぎて脱帽。これは本当に今までに無い藤原竜也だと感じる。頼りなさが新しい。
それにしても、美穂子の笑い方は魅力的。2人の幸せを願わずにはいられない。とはいえ、2人のキスシーンは唐突で斬新だった。目開けたままなのか〜。すごいなあ。

10年前の事件の役者

広沢は養蜂農場の息子で、幼い頃からミソッカスだった深瀬に大学で初めてできた親友だった。深瀬と広沢の時の過ごし方は「家でだらだらする」だったり、「寄席を見に行く」だったり、幼いのか年寄りくさいのかわからないような感じ。波長が合っていたのだ。それにしても小池徹平と藤原竜也の仲良しっぷりは「草食系隅っこ男子」でかわいいことこの上ない。麗しい。
2人の共通の趣味は多々あったようだが、中でも「コーヒー」の趣向は特別あっていた。
深瀬はコーヒーの入れ方が上手く、それだけはどこに行っても重宝される。明教大学・山本ゼミにおいてもそうだった。豪快な性格で大会社に内定の決まっている谷原康生(市原隼人)、そつなく立ち回る政治家の息子で卒業後は父の秘書になる予定の村井隆明(三浦貴大)、生真面目で神経質な教員内定の浅見康介(玉森裕太)。広沢のことは、深瀬とこの3人の、「墓場まで持って行く秘密」となっていた…。
記憶の断片では、4人は自分たちのせいで死んだ、と広沢の両親に土下座している。それでもまだ明かしていない秘密があると言うことだ。浅見と深瀬は付き合いがあるが、他の2人は全く接点がなくなっている。ちなみに、村井の妹・明日香(門脇麦)は、谷原の妻になっている。深瀬以外、みんなすっかり過去を忘れて大胆に生きている…。

キーキャラクターは濃いめです

4人は、教授の退職パーティーで再会する。そこに広沢の母・昌子(片平なぎさ)が登場。深瀬以外は明らかに迷惑そうだが、昌子に付き合って表面上楽しそうにランチする。いやー、嫌なシーンでした。この母がキーキャラクターの1人。そして、もう1人、4人の再会を機にゴソゴソと周囲を嗅ぎ廻り始めたフリージャーナリスト・小笠原俊雄(武田鉄矢)。
パーティー帰りの谷原と村井、浅見に、「10年前の話しよ!」といきなりぶっこんだ質問をする。全力で逃げる3人。しかし、小笠原は蛇のようにしつこくあちこち出没しては彼らの身辺調査をする。
一体何処情報…と思ったら、小笠原は元刑事。当時の事情聴取をしていたのだ。つまり、刑事の目で見て、事件性の匂いがするということか。
最後に、深瀬の行きつけのコーヒー店の店主妻・乾恭子(YOU)。深瀬を可愛がっており、同じく常連の美穂子の購入したコーヒー豆をわざと間違えて、2人の橋渡しをする。いい人だ…。

そして、記憶の糸は手繰り寄せられる

美穂子と心を通わせ、10年ぶりに幸せを感じる深瀬のアパートのドアに「人殺し」と張り紙がされる。
誰にも相談できないまま、「人違いか…」と思い始めた矢先、美穂子の元にも「深瀬和久は人殺し」とご丁寧に封書で送られてくる。
戦慄した深瀬のモノローグは、人間の良心の呵責のつぶやきだった。「いつかこんな日が来ると思っていなかったか…? それは、辛い時ではなく、幸せの絶頂でやってくると予感してなかったか…?」
裏を返すと、罪人も法に守られているが、懲罰の思いとはそういうものだろう。深瀬は一度は「墓場まで持って行く」と約束した過去の秘密を、美穂子に明かし始める。
そもそもそんなに大きな秘密は、ずっと持ってはいられない。他人の話ではないのだ。自分の唯一無二の親友の話なのだから。
10年前、深瀬は広沢のついでのように、ゼミ仲間からスノボ旅行に誘われた。当日、車を出してくれた肝心の村井は前日起こしてしまった事故対応で、後から合流することになっていた。
冒頭の雪山の修羅場は一体どうして起きてしまったのか。話はゲームの駒の説明の途中。来週からも目が離せない。

次回第2話は、4月21日(金)よる10時から放送

10年前の夜にリバースする第2話は、TBS系で4月21日(金)よる10時から放送。

「リバース」公式サイト
http://www.tbs.co.jp/reverse_tbs/

(更新日:2017年4月20日)

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