妄想「格闘技」対決! 60発男・バレンティンの突進を止める日本人選手、出てこいや!
妄想「格闘技」対決! 60発男・バレンティンの突進を止める日本人選手、出てこいや!
 4月4日に行われた阪神対ヤクルトの2回戦、藤浪晋太郎(阪神)が投じた一球が、畠山和洋(ヤクルト)の顔面付近に当たる死球とり、両軍入り乱れての大乱闘が発生した。 そのなかでひときわ目立っていたのが、ヤクルトが誇るスラッガー・バレンティン。

阪神の矢野燿大作戦兼バッテリーコーチを突き飛ばすなど大暴れ。揉み合いの末、あえなく退場となってしまった。

 普段は陽気なスラッガーも、一度怒りに火がつくと誰も止められない。パワーみなぎる大立ち回りに目が釘づけとなったファンも多かっただろう。

 筆者はこの乱闘劇を見てふと思った。腕っぷしでもNPB最強の呼び声高いバレンティンだが、果たして、サシで闘って勝てる日本人選手はいるのだろうか、と。喧嘩ではなく、格闘技で、だ。

 そこで「バレンティン対日本時選手」の格闘技対決を妄想し、その対戦カードと勝敗の行方を考察してみたい(あくまで、これはフィクションです……)。

◎日本の国技・相撲で止める!

 バレンティンは185センチ100キロの巨体。対戦相手を怯ませる鋭い目つき。さらにはシーズン60発の本塁打を量産したパワー。最強と目されるバレンティンを押さえ込める日本人選手ははたしているだろうか?

 ルール無用の闘いであれば、勝てる日本人選手はそうそういないと予想するが、この妄想対決はあくまでもルールのある格闘技。そして、スポーツライクに行うものとする。となれば、勝機を見出せる可能性は多分にあると筆者は考える。

 例えば、相撲だ。日本の国技をもってすれば、最強・バレンティンの進撃を止める事ができるかもしれない。

 この相撲対決で抜擢したいのは、バレンティンを体重で上回る井上晴哉(ロッテ)と細川亨(楽天)だ。

 井上は180センチ114キロ。日本人最重量選手として有名だ。体格面ではバレンティンに正面からぶつかっても当たり負けはしないだろう。また、風貌が女子プロレスラー・アジャコングに似ていることから、愛称はアジャ。この闘いにはうってつけだ。風貌通りの格闘技センスを発揮すれば、勝機を見出せるはずだ。

 細川も183センチ103キロの巨漢だ。しかし、それ以上に相撲と細川には深い因縁がある。

 2008年、当時、西武にいた細川はロッテとの乱闘騒ぎで、死球を当てられ激昂するベニーに見事な首投げをくらい敗戦(?)を喫している。相撲技で外国人選手に敗れた9年越しのリベンジを果たし、あの悔しさを晴らしたい。バレンティンは相手にとって不足なし!

◎怪力にはテクニック&スピードで対抗だ!

 相撲での闘いも興味深いがプロレス対決も魅力的だ。相手の両肩をマットに3秒間つける「ピンフォール」で決する勝敗では、体格のハンデをテクニックとスピードでカバーできる。

 そこで白羽の矢を立てたのは、メジャーリーガーも一目置く守備の名手・菊池涼介(広島)だ。

 「剛」に対し「剛」で力勝負を挑むのではなく、スピードと柔軟性で対抗。守備同様に、トリッキーな動きでバレンティンを撹乱させてから、隙を突き、バレンティンの痛めている左足に低空ドロップキック。

 バランスを崩したところで、間髪入れずスモールパッケージホールドで丸め込み、3秒間ピンフォール。このように、プロレスならではの「柔よく剛を制す」的なフィニッシュホールドで、世紀の番狂わせを起こす可能性は非常に高い。

 しかし、一度捕まれば、体格、パワーの差から見て勝機は皆無と見ていいだろう。瞬きすら許されない、「力」対「テクニック&スピード」のスリリングな展開に釘づけ!?


◎洗濯機式パワーボムを決めろ!

 最後に登場するのは、日本人選手最強と目される中田翔(日本ハム)だ。183センチ104キロのがっちりした巨体は迫力十分。これまでに数々の武勇伝を残すなど、ファイターとしても天才的な才能を秘めている。中田こそ対バレンティンの最終兵器と見て間違いないだろう。

 日蘭ヘビー級・王者決定戦とも呼べるぶつかり合いは熱戦必至。さながらそれは、1990年2月10日に東京ドームで行われた、スタン・ハンセン対ビッグバン・ベイダーが繰り広げた伝説のど迫力マッチを彷彿とさせる。大注目の頂上決戦だ。

 嫌いな先輩を頭から洗濯機にぶち込んだという武勇伝もささやかれる中田。その逸話にちなんだ必殺技「洗濯機式パワーボム」が炸裂すれば、中田の勝利が近づくはず。しかし、シーズン60発を放ったバレンティンの豪腕ラリアットが火を吹けば、中田とて無事ではいられまい。現在、日本球界最高峰の黄金カードとも言えるマッチアップの勝敗やいかに……。


 バレンティンを軸とした「妄想格闘技対決」はいかがだっただろうか。もちろん、乱闘は褒められたものではない。しかし、ひとつのエンターテイメントとして、たまには勃発してほしい、という誘惑にもかられてしまう。そう思っているのは筆者だけだろうか……。そして乱闘を眺めながら、その輪のなかで最強の選手は誰かと妄想する。それはそれで楽しいかもしれない!?


文=井上智博(いのうえ・ともひろ)

(更新日:2017年4月17日)

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