NHKの4月改編で見えた〝民放潰し〟の本気度
NHKの4月改編で見えた〝民放潰し〟の本気度
山形放送局の記者が1年前の強姦致傷事件で6日に逮捕されたNHKだが、かねて進められていた〝民放潰し〟に4月から打って出る。その手段は、人気アナウンサーを重要番組に次々と起用すること。

目玉は現在「ニュースチェック11」で司会を務める桑子真帆アナ(29)を「ニュースウオッチ9」のメーンキャスターに〝昇格〟させ、〝NHKの王子〟と呼ばれる「ニュース7」のメーン・武田真一アナ(49=写真②)を「クローズアップ現代+」のメーンキャスターに据える。昼の情報番組戦争に〝参戦〟することも決定しており、これまでにない本気度が伝わってくる。

桑子アナは昨年4月までタモリ(71)と出演していた「ブラタモリ」で、大物タモリに臆せずツッコミを入れる若手女子アナとして人気となり、昨年4月から「ニュースチェック11」のキャスターに抜てきされていた。

「なにしろ、タモリさんが『あの子はフリーでも十分やれる』と太鼓判を押した逸材でしたからね。一時は芸能プロ間で争奪戦になりかかったんですが、本人に退局の意思がなかった」(芸能プロ関係者)

最新の「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコンスタイル調べ)で桑子アナは10位。その前年は5位にランクインするほどの人気になっている。

「NHKでは、視聴率が好調な『あさイチ』の有働由美子アナが人気です。でも局内で確実に女性アナの2番手に成長したのが桑子。特段の美女ではないが、近所の美人なお姉さんくらいのイメージで、親しみやすい表情と語り口が、老若男女すべての層で評判がいい。過去には『ニュース7』のサブキャスターもこなし、顔に似合わず度胸、冷静さもあるので、上層部も目を付けたのでしょう」(NHK関係者)

4月から桑子アナは「ニュースウオッチ9」で、現在「ニュースチェック11」で共演する有馬嘉男アナ(51)とともにコンビのメーンキャスターとしてスライド起用される。

「番組PRのホームページやSNSではノーメークにボサボサ頭、ジーパン姿まで公開するなど、どこまでもナチュラルなところが、話題になってもいる。20~30代男性視聴者は〝派手じゃなくて無防備なところが逆にエロい〟という声、50代以上の男性には〝息子や孫の嫁はこんな人がいい〟という声が上がっている」(テレビ関係者)

一方、夜の看板番組「ニュース7」のメーン・武田アナは〝午後7時の王子〟を卒業して、4月から「クローズアップ現代+」のメーンキャスターとなる。昨年の紅白歌合戦では総合司会を務め、ゴジラ接近を実況したり、PPAPを披露するなど、予想外のくだけた一面を見せ、話題になった。

「『――現代+』はこれまで井上あさひ、杉浦友紀、鎌倉千秋など、人気の女性アナ7人で月~木曜日で回してましたが、これを週4日を通して任せるというのは〝武田王子〟ならではの抜てき。真裏となるテレビ朝日の『報道ステーション』から視聴率を奪う意気込みがうかがえる」(前出のNHK関係者)

それにしてもNHKはなぜここまで気合を入れて民放を潰しにかかるのか?

同関係者は「不祥事も続いてますし、なにかと物議を醸した籾井勝人前会長も辞めて、この先、受信料を安定確保するためにも、多くの視聴者に見てもらう、良質の番組を作るしかないというウラ事情もある」と話している。

さらにNHKは、昼の〝情報番組戦争〟にも参戦する。4月から約22年にわたって続いた「スタジオパークからこんにちは」を打ち切り、月~金曜日の午後1時から3時間の生放送情報番組をスタートさせる。

タイトルは「ごごナマ」で、メーン司会には現在「おはよう日本」に出演中で3月いっぱいで卒業する阿部渉アナ(49)と女優の美保純(56)がタッグを組むと話題となっている。

ケンカを売られる形の民放各局は戦々恐々としている。

「午後9時に、民放のバラエティーやドラマよりも桑子アナ、午後10時に武田アナを見たいとなったら、確かに一大事ですよ。それに、NHKは湯水のように制作費を使えるんだから、新番組やリニューアルで何をしてくるかわからない」(民放キー局関係者)

各番組の強力布陣に加え、カネも投入するとなれば脅威。それで民放から視聴率が奪えるか、見ものだ。

(更新日:2017年2月13日)

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