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サッカークラブが相次ぐ選手暴行事件受け試合辞退、マレーシア

時事通信ニュース




【クアラルンプールAFP=時事】サッカーマレーシア1部リーグのスランゴールFCは8日、酸をかけられるなどする同国サッカー選手への暴行事件が相次いでいるため、新シーズン開幕を告げるチャリティーシールド出場を辞退すると発表した。≪写真はサッカー元マレーシア代表のサフィク・ラヒム選手≫
スランゴールFCは「一連の犯罪と最近の脅迫」を理由に、昨季1部優勝のジョホール・ダルル・タクジムと対戦する一戦に出場しないと述べた。
スランゴールFCでは、所属する同国代表のFWファイサル・ハリム選手が5日、クアラルンプール郊外で酸を浴びせられ、4度のやけどを負って集中治療室に入っている。ファイサル選手は重篤な状態で、複数回の手術が必要だという。
また前週には、同国代表のアヒヤール・ラシド選手が、北東部トレンガヌ州郊外で強盗に襲われて負傷。さらに、7日にはジョホール・ダルル・タクジムに所属する元マレーシア代表主将サフィク・ラヒム選手が、帰宅途中に2人の襲撃者にハンマーで脅され、車のフロントガラスを割られた。サフィク選手は無傷で逃れたという。
当局によると、それぞれの襲撃者の犯行動機はいまだに不明となっている。
これを受け昨季リーグ2位のスランゴールFCは、「熟慮と多くの関係者との詳細な話し合いの結果、クラブは不本意ながら不参加を決めた」「チームの安全は最重要であり、われわれはあらゆる形の暴力や脅迫を真剣に受け止めている」と述べた。
選手らに対する前例のない暴行事件でマレーシア国内には衝撃と怒りが広がっており、今週末のシーズン開幕には暗雲が立ち込めている。
マレーシアサッカー協会(FAM)の会長は、有名選手らにボディーガードを雇うなどの安全対策を講じるよう呼び掛けている。【翻訳編集AFPBBNews】
 
   

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