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酸素系漂白剤の注意点に「ノーマークでした」 つけ置きする場合は…

grape [グレイプ]

衣服の黄ばみや時間が経過したシミを落とす際、酸素系漂白剤が活躍します。しかし漂白剤の種類は複数あり、素材に合わせて選ばなくてはいけません。

適した漂白剤でないと衣服を着用できなくなることもあるため、クリーニングの知見を発信する『一般社団法人クリーンライフ協会』の公式サイトより学んでいきましょう。

酸素系漂白剤は粉末と液体の2タイプがある

酸素系漂白剤には粉末と液体の2タイプがあり、それぞれ異なる性質があります。まず、粉末タイプは白や色柄物の綿・麻・合成繊維で使用可能ですが、弱アルカリ性のためシルクやウールは洗えません。

対する液体タイプは粉末タイプとほぼ同じ漂白効果がありますが、洗浄力は弱めです。ただし液体タイプのほうが衣服に優しく、シルクやウールにも使用できます。

クリーンライフ協会では酸素系漂白剤を使用する際の注意点について、以下のように説明しています。

濃色の綿や麻の高温洗浄では、染色に使用される染料に金属が含まれている場合や、ネックレスの金属などが付着していた場合、その金属に反応して繊維が脆くなる可能性があります。

また、つけ置きなどの場合は、ファスナーやボタンなどの金属と反応し、布地の色を変化させる場合があるので注意が必要です。

一般社団法人クリーンライフ協会公式サイト ーより引用

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酸素系漂白剤には、含まれる成分と金属が化学反応を起こし、衣服に穴が開くといったダメージを与えるケースがあります。金属はステンレスのみ使用可能ですが、金具の装飾が取り外せない衣服や金属の種類が分からない衣服の場合、酸素系漂白剤の使用は避けましょう。

洗浄力を高めるテクニック

一方で、タイプ問わずさらに洗浄効果を高めるポイントがあります。詳しくは以下を参考にしてください。

・油分を含む汚れは取り除いておく

・40~60℃くらいのお湯につける

きれいに仕上げるには、揚げ物などによるシミはあらかじめ取り除いておくことが重要です。40~60℃くらいのお湯に5分程度つけて油分を浮かすほか、シミ部分に食器用洗剤を付けても汚れが落としやすくなります。シミが目立たなくなったら、酸素系漂白剤を用いて洗濯機で洗いましょう。

酸素系漂白剤は適切に使用することで、汚れた衣服を美しく蘇らせてくれます。色や柄のある衣服にも使えますが、金属があしらわれた衣服には適していません。クリーンライフ協会が紹介している注意点を参考に、正しく酸素系漂白剤を使用してください。


[文・構成/grape編集部]

出典 一般社団法人クリーンライフ協会
 
   

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