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“一緒に創る”からこそ、楽しみたい。味の素(株)で「業界初の取り組み」を実現させた女性の働き方

マイナビウーマン

取材・文:ミクニシオリ 撮影:大嶋千尋 編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部

「個の時代」が叫ばれる今、誰かと一緒に、会社で働く意味ってなんだろう。今持っているスキルを活かせば、自分1人でも働けるかもしれない。そう思うと、企業の中で替えのきく人材として働くのに、疑問を感じる日もあるかもしれません。

「高め合えるからこそ、人と一緒に働くのが楽しいんです」そう話してくれたのは、味の素株式会社のコミュニケーションデザイン部で働く石原由麻さん。食品業界では珍しい、インフルエンサーによるアンバサダーチームを社内キャスティングで立ち上げた彼女ですが、薬学部を卒業してアパレル会社に就職し、味の素(株)に転職したという異色の経歴を持つ人物でもあります。

自分が学んできたことに縛られず、自身の興味関心ややりたい仕事に向かって、やれることは全部やってきたと語る彼女。その熱量の高さの根源には、彼女が働く上で大切にしている“ある考え”がありました。

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■薬学部、アパレル会社、食品メーカー。異色の経歴の根幹は「興味関心への熱量」

石原さんは薬学部を卒業して、1社目はアパレル企業に就職されたんですよね。ユニークなご経歴ですが、どうして薬剤師への道には進まなかったのですか?

両親が2人とも医療関係者だったこともあり、自分もその道を志したのですが……在学中から就職活動にかけてマーケティングに興味を持つようになり、若い内から色々と挑戦させてくれる会社に就職しました。最初は店舗に配属されたので、キャリアのスタートは営業からのスタートでしたが、見据える先はマーケティング部署への異動でした。店長時代は今振り返ってもとても大変だったのですが、営業の経験を積むことができた期間でもあったので、自分のキャリアとしてやらせてもらえて良かったなと思いますね。与えられた仕事をちゃんとこなして、結果を残すことの大切さを教えてもらいました。

真にやりたい仕事ではなくとも、与えられた居場所で結果を出す……かっこいいですね。希望部署に異動するために、努力されたことはありますか?

営業時代は売上や在庫管理、マネジメントなどマルチタスクをこなしながら結果を出し、3年目には希望部署へ移ることができました。まずは求められているだけの結果を出すことは大切だったと思いますし、周囲に「マーケティングに行きたい」と公言していたのも良かったんだと思います。

私の場合は、希望部署の方にアポイントを取って業務に必要なスキルを聞いたり、面談で上司に相談したりしていたこともあり、たまたま先に異動した元上司に推薦してもらうことができ、3年目には希望部署に異動することができました。

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