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【B1CS QF 見どころ】年間王者をかけた戦いがスタート…4カードはいずれも激戦必至

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【B1CS QF 見どころ】年間王者をかけた戦いがスタート…4カードはいずれも激戦必至(C)バスケットボールキング

 7代目Bリーグ王者を決する熱き戦い「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24」が、いよいよ始まる。過去の実績やレギュラーシーズンの順位は関係ない。目の前の試合、ワンプレーに必死になり、ここから6勝したチームが頂点に立つ。

 リーグ全体1位でチャンピオンシップに挑む宇都宮ブレックスは、ワイルドカード下位の千葉ジェッツとクォーターファイナルで激突する。宇都宮としてはホームコートアドバンテージを活かして本来の強さを発揮したいところだ。最も警戒すべき富樫勇樹への守備に関しては、高島紳司の復帰が好材料。マークマンを変えながら相手エースを抑え、試合を優位に進めたい。対する千葉Jも、精度の高い宇都宮の攻撃を封じなければならない。失点を減らせるかどうかは、原修太に加えルーキーの内尾聡理の出来もカギを握るだろう。

 3度目の栄冠を目指すアルバルク東京は、初戦で前回王者の琉球ゴールデンキングスを迎え撃つ。ポストシーズンで両者が顔を合わせるのは、2018-19シーズン以来。インサイドではつばぜり合いが予想され、A東京はアルトゥーラス・グダイティス、平岩玄の奮闘に期待が高まる。セバスチャン・サイズがコートに戻ってくるかどうかもポイントになりそうだ。琉球は岸本隆一、今村佳太の両エースがディフェンスでもチームを鼓舞して流れを引き寄せたい。セカンドユニットの奮起も必要不可欠であり、そのなかでもヴィック・ローが相手の脅威となれるか。古巣との真剣勝負となるアレックス・カークにも注目だ。

 ポストシーズンでは初となる“愛知ダービー”がドルフィンズアリーナで開催。西地区優勝を飾った名古屋ダイヤモンドドルフィンズが、3大会ぶりの出場となるシーホース三河と対戦する。名古屋Dはここを突破すれば初めてセミファイナルへの扉を開く。自分たちでつかんだチャンスをものにしてクラブの歴史を塗り替えたい。互いに点を取り合うハイスコアゲームを期待したいが、初陣はやや重い展開も予想される。勝敗を分ける大きなポイントは、リバウンドだ。名古屋Dがリーグ1位のリバウンド力を発揮して主導権を握るか、それとも三河がチーム一丸で体を張って互角に持ち込むか。ジョシュア・スミスとダバンテ・ガードナーによるゴール下の攻防は、アリーナを大いに沸かせるはずだ。

 豊橋市総合体育館では、中地区王者の三遠ネオフェニックスとワイルドカード上位の広島ドラゴンフライズによる顔合わせ。6大会ぶり2回目の出場の三遠は、初めて本拠地でのチャンピオンシップを迎える。まずは大浦颯太、サーディ・ラベナ、ヤンテ・メイテンを中心に、持ち前の攻撃力を見せられるかがポイント。走力で広島を上回り、苦しい時間帯には金丸晃輔、太田敦也といったベテラン勢の経験値も必要だ。一方の広島は、マルチにプレーできる船生誠也の状態が気がかり。中村拓人ら若手がミスを恐れず積極的にリングへアタックして勢いをもたらしたい。朝山正悟のコート内外での働きも、勝利には欠かせないだろう。

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文=小沼克年

■日本生命 B.LEAGUE QUARTERFINALS 2023-24 試合日程
・宇都宮ブレックスvs千葉ジェッツ(@日環アリーナ栃木)
GAME1:5月10日(金)19時25分~ GAME2:5月11日(土)19時30分~ GAME3:5月13日(月)19時25分~

・アルバルク東京vs琉球ゴールデンキングス(@有明コロシアム)
GAME1:5月10日(金)19時5分~ GAME2:5月11日(土)19時30分~ GAME3:5月13日(月)19時5分~

・名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsシーホース三河(@ドルフィンズアリーナ)
GAME1:5月11日(土)15時5分~ GAME2:5月12日(日)15時5分~ GAME3:5月13日(月)19時5分~

・三遠ネオフェニックスvs広島ドラゴンフライズ(@豊橋市総合体育館)
GAME1:5月11日(土)13時5分~ GAME2:5月12日(日)13時5分~ GAME3:5月13日(月)19時5分~

 
   

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