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オールラウンドな働きでセルティックスを引っ張るジェイソン・テイタムの存在感

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オールラウンドな働きでセルティックスを引っ張るジェイソン・テイタムの存在感(C)バスケットボールキング

 5月8日(現地時間7日、日付は以下同)にTDガーデンで幕を開けた、ボストン・セルティックスとクリーブランド・キャバリアーズによる「NBAプレーオフ2024」のイースタン・カンファレンス・セミファイナル第1戦。

 アウェーのキャブズはゲームハイの33得点に6リバウンド5アシストを残したドノバン・ミッチェルの活躍もあり、第1クォーター中盤にリードするも、48分間をとおしてセルティックスからリードしたのは18秒間のみ。

 その後セルティックスは同点にされる場面こそあったものの、再びリードを許すことなく、ホームで120-95の快勝を飾り、シリーズ先勝とした。

 セルティックスではジェイレン・ブラウンが32得点6リバウンド、デリック・ホワイトが7本の3ポイントシュート成功を含む25得点に5アシスト、ジェイソン・テイタムが18得点11リバウンド5アシスト3ブロック、ペイトン・プリチャードが16得点5リバウンド、ドリュー・ホリデーが14得点6リバウンドをマーク。

 レギュラーシーズンでチームトップの平均26.9得点を残したテイタムは、この試合でフィールドゴール成功率36.8パーセント(7/19)と低調。今年のプレーオフ全体でも、マイアミ・ヒートとのファーストラウンドも含めた計6試合で平均21.2得点(チーム3位)こそ残すも、フィールドゴール成功率40.6パーセント、3ポイント成功率25.0パーセント(平均1.5本成功)と、ショットが本調子とは言えない状態にある。

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 とはいえ、この試合でプレーオフ通算100試合目に達したテイタムは、ここまでいずれもチームトップの平均10.5リバウンド5.3アシスト1.0ブロックを残し、マッチアップした相手選手のフィールドゴール成功率でもチーム1位の41パーセント台に抑えている。

 また、平均37.5分コートに立ちながら、1.7ターンオーバーはプレーオフキャリアで自己最少。そして出場時間帯における得失点差でリーグベストの+96と、攻防両面で絶大な貢献を見せている。

「ずっと言っていることだけど、僕らは本当にタレントがそろったチームなんだ。選手層の厚さがあることも見せてきた。いろんな方法で試合に勝つことができるんだ」とテイタムはチームとしての自信を口にしていた。

 キャブズとのシリーズは始まったばかり。10日には第2戦があり、第3戦からはアウェーで戦うことになるのだが、「どんなことだって起こり得る。それがNBAのプレーオフなんだ。僕らは1試合ずつフォーカスしていくだけ。それが自分たちでコントロールできることだから」とブラウンが話したように、セルティックスに慢心はなさそうだ。

【動画】イースト準決勝初戦で躍動したブラウンとホワイト!
 
   

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