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羽田第1ターミナルでサテライト建設スタート!2026年夏ごろ供用開始

FlyTeam

羽田空港の旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデングは2024年5月7日、第1ターミナル北側に6ゲートを備えたサテライト施設の建設工事に着手したことを発表しました。第1ターミナルは日本航空(JAL)・スカイマーク・スターフライヤーの一部国内線が発着。サテライト施設は将来の航空需要拡大への対応や旅客利便性のさらなる向上を見据えて増築するもので、2026年夏ごろに供用を開始する予定です。

© 日本空港ビルデング
増築されるサテライト施設の位置図

第1ターミナルは、スターフライヤーが主に使用する南側1番ゲートから、JALなどが使用する北側の24番ゲートまでのパッセンジャー・ボーディング・ブリッジ(PBB)が設置された本館と、バスゲートとなる30番ゲートから40番ゲートまでが設けられています。今回、この北側部分の一部バスゲートエリア(スポット)にサテライト施設を建設します。これにより現在バスでの移動が必要なオープンスポットのうち、31番スポットから36番スポットまでがPBBに置き換わります。31番スポットは昔、VIP向けの駐機場があった場所で、近年は小笠原諸島などからの急患輸送で飛来する海上自衛隊のUS-2救難機が駐機する定番スポットでした。32番スポットから34番スポット、36番スポットは主にJALが使用し、35番スポットはスカイマークが主に使用しています。また、深夜早朝時間帯は駐機スポット確保のために縦列駐車が行われることでも有名なスポットですが、サテライト施設が完成すると31番スポットから36番スポットの間ではこれらの光景は見ることができなくなるかもしれません。

© FlyTeam tomoMTさん
羽田空港 2013年6月22日撮影 9901 新明和工業 US-2 海上自衛隊

増築するサテライト施設は、地上3階で延床面積は約21,000平方メートル。羽田空港内では初めてとなる木造・鉄骨ハイブリット構造で、1階は鉄骨造、2階以上に木造を取り入れます。構造用木材には、国産材1,800 立方メートルを採用する計画。PBBの一部外装や内装にも木材が多用されており、自然のぬくもりや心地よさを感じることができるような雰囲気とのことです。

© 日本空港ビルデング
サテライト施設内のイメージ図
© 日本空港ビルデング
木材が使用される範囲図
© 日本空港ビルデング
サテライト施設の断面図

羽田空港ではすでに、全日本空輸(ANA)やソラシドエア、エアドゥなどが発着する第2ターミナルでも増築サテライト施設の建設をスタートさせており、こちらは1年早い2025年春ごろの供用開始を予定しています。

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