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戸籍偽造の吉野被告に懲役3年の求刑 架空の妹なりすまし

ABEMA TIMES

 実在しない妹になりすますために、うその戸籍を作った罪などに問われている被告に対して、検察側は懲役3年を求刑しました。

 東京・大田区の無職、吉野千鶴被告(73)は自分よりも25年遅く生まれた実在しない妹「岩田樹亞」になりすますために、うその戸籍を作った罪などに問われています。

 吉野被告は8日に行われた被告人質問で弁護側から動機について問われると、「年齢に関係なく、気持ちよく長く仕事をしたいと思った」と主張しました。以前は警備会社に勤めていたということで、「悪口でジジイとかババアとか聞いているのが嫌で、自分が入れられているのではないかと思った」と語りました。

 検察側は論告で、「実際よりも若い年齢として働きたいという身勝手な欲望に基づく犯行」と指摘し、懲役3年を求刑しました。弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。

 吉野被告は最後に「興味本位でやってしまったことが、これだけ大きな社会的問題になり、大変申し訳ないと思っています」と述べました。(ANNニュース)

 
   

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