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驚異の「3戦4発」でMLBトップ11号…“量産態勢”ドジャース・大谷翔平に見られる変化

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驚異の「3戦4発」でMLBトップ11号…“量産態勢”ドジャース・大谷翔平に見られる変化(C)SPAIA

5月は5試合で打率.550、4本塁打

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が止まらない。

現地時間5月4日(日本時間5日)のアトランタ・ブレーブス戦で3安打1本塁打2打点の大暴れを見せると、翌日の試合では4打数4安打、2本塁打で3打点の離れ業。今季35試合目にして第10号を放ってみせる。

そしてカードが変わった現地6日のマイアミ・マーリンズ戦。初回から2点を追いかける展開となるも、四球のムーキー・ベッツを一塁に置いてこの日最初の打席に登場した大谷がセンターバックスクリーンに叩き込む3試合連発の11号2ラン。

ひと振りで試合を振り出しに戻した……と思った直後、続くフレディ・フリーマンにも一発が飛び出して打者3人で3得点。直後に追いつかれたが、2回にも2点、3回にも1点と序盤で得点を重ねたドジャースが6-3で押し切り、連勝を5に伸ばした。

地区2位のパドレスに5.5ゲーム差をつけて首位を独走するチームはこれで5月5勝1敗。快進撃の中心にいるのが背番号17だ。

直近3戦4発で11本塁打はMLB単独トップ。このほか打率.370、長打率.705、OPS1.139、安打数54、二塁打14もメジャーNo.1に君臨している(※成績はすべて現地5月6日終了時点)。

5月は5試合を終えて打率.550(20-11)、4本塁打で8打点と驚異的な成績。これには球団公式X(Twitter)も「YOU ARE RIDICULOUS(信じられないよ)」と率直な感想を吐露している。

今季なかった「中越え」が全開の証

直近の好調ぶりは『Statcast』のデータにも現れている。1試合2発の現地5日の試合で放った2本目、今季10号の打球速度110.6マイル(約178キロ)は今季5号(118.7マイル=約191キロ)に次ぐ今季2番目の力強い一撃であり、飛距離の464フィート(約141m)は今季最長飛距離だった。

しかもこれだけの数値を“引っ張り”でなく、逆らわずに打ち返して記録しているところも価値が高い。

年間44本塁打を記録した昨季の打球方向を見ると、ライト方向とセンター方向は19本ずつで並び、レフト方向が6本という分布だったのに対し、今季は8号時点で「右6:中0:左2」という極端な割合になっていた。

それが現地5日の第1打席で今季初となるセンター方向への本塁打が飛び出すと、上述した今季第10号はセンターバックスクリーンのやや左、スタンド中段まで届く驚愕の一撃。そして現地6日の本塁打もセンターへの134m弾と、直近の3本は今季出ていなかったセンター方向への本塁打となった。

本塁打の頻度だけでなく、打球の質に内容まで噛み合いはじめた5月の大谷翔平。気が付けば27打点もリーグ3位タイで、“トリプルクラウン”も見える現状。ここから各数字をどこまで伸ばしていくことができるか、毎朝チェックするのが楽しみだ。

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