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高校時代から知るブラウン、テイタムとプレーオフ初対決のミッチェル「友人たちと競い合えるのは最高なこと。ワクワクするよ」<DUNKSHOOT>

THE DIGEST

高校時代から知るブラウン、テイタムとプレーオフ初対決のミッチェル「友人たちと競い合えるのは最高なこと。ワクワクするよ」<DUNKSHOOT>(C)THE DIGEST
 5月5日(日本時間6日、日付は以下同)、クリーブランド・キャバリアーズはオーランド・マジックとのプレーオフ ファーストラウンド第7戦を106-94でモノにし、カンファレンス・セミファイナル進出を果たした。

 第6戦の50得点に続き、この日も39得点に9リバウンド、5アシストの好パフォーマンスで、キャブズを1回戦突破へ導いたドノバン・ミッチェルにとって、次のラウンドで相まみえるのは第1シードのボストン・セルティックス。

 第7戦後の会見で、ジェイレン・ブラウン、ジェイソン・テイタムと高校時代から仲が良かった友人たちとの関係について聞かれたミッチェルはこう切り返していた。

「彼らと対戦する可能性が出てきてから、話すのは止めたよ。でもこれは競争の舞台であって、予想もしていない時に限っていいことが起きることだってある。あの2人にとってもそうだろうね」

 2016年のドラフト1巡目3位指名のブラウン(27歳)と、翌2017年のドラフト1巡目3位指名のテイタム(26歳)、同13位指名でリーグ入りしたミッチェル(27歳)は、年齢的にキャリアの全盛期にある。

 3人は2019年のFIBAワールドカップのアメリカ代表で共闘。チームは大会7位に終わったが、ミッチェルは平均13.1点、4.3リバウンド、5.0アシスト、1.1スティール、ブラウンが同7.9点、4.3リバウンド、1.4アシスト、テイタムはケガで2試合の出場に終わったが、同10.5点、7.5リバウンド、2.5アシスト、1.5ブロックと主力として活躍した。

 ただ、彼らがNBAのプレーオフで対戦するのは初めて。キャブズにはミッチェルのほか、ダリアス・ガーランド、エバン・モーブリー、ジャレット・アレン(肋骨負傷中)、マックス・ストゥルース、アイザック・オコロ、キャリス・ルバートといった選手たちがいる。
  イースト第4シードのキャブズに対し、第1シードのセルティックスはホームコート・アドバンテージを手にしている。戦前の予想はもちろんセルティックス優勢だが、ミッチェルはこう話す。

「僕たちは厳しい環境下で自分たちのやるべきことをこなし、コートへ向かっていかないといけない。けど友人たちと対戦、競い合えるのはいつだって最高なことだ。(シリーズが)タフになるのはわかっている。けど楽しいものになるさ。ワクワクするよ」

 今季レギュラーシーズンの直接対決ではセルティックスの2勝1敗。ミッチェルは2試合に出場し、平均30.0点、7.0リバウンド、4.5アシストにフィールドゴール成功率50.0%をマークしたものの、チームはいずれも敗れている。

 マッチアップではドリュー・ホリデーと最長の10分31秒対峙し、フィールドゴール成功率72.7%(8/11)の計18得点、5アシストを記録。ブラウン相手には8分29秒で同50.0%(3/6)の計9得点を残しているが、セルティックスは相手のトップスコアラーをスローダウンすべく、ホリデー、ブラウン、デリック・ホワイトがかわるがわるマークにつくことが予想される。

 7日にボストンのTDガーデンで幕を開けるシリーズ初戦に向けて、ブラウンは「プレーオフでは友人なんていないのさ」と語っており、激しい戦いが予想される。

 キャブズはアレンに加え、ディーン・ウェイドが3月中旬からヒザを痛めて欠場中。一方のセルティックスもクリスタプス・ポルジンギスがふくらはぎ負傷で全休見込みのため、このシリーズはミッチェル、ブラウン、テイタムという“コート外の友人たち”の活躍が勝敗を左右することになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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