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都心の「通勤ラッシュ」がコロナ禍前よりひどくなったシンプルな理由

週刊実話WEB

(画像)Benny Marty / Shutterstock.com

コロナウイルス感染症5類移行後、初めての年度始めとなった4月、従来通りの集合型の入社式を挙行した企業も多くあったようだ。

また、新年度を機にリモートワークを制限し、出社率を高めた企業が増えたこともあり、4月1日は都内を走る鉄道各社で朝夕の通勤時に猛烈な混雑が発生。Xでは「電車激混み」がトレンドとなったが、その後も各路線の混雑は続いたままだという。

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一体なぜ、乗客も戸惑うほどの混雑が続いているのか?

「多くの鉄道会社は、コロナ禍の自粛要請でやむなく本数を間引きしましたが、5類移行後も以前の8割程度のダイヤを組んだままなんです。そこに円安も後押しとなり、外国人客の利用も急増。こうした〝誤算〟が満員電車を増やしている理由です」(経済評論家)

増収を目指す鉄道会社の戦略!?

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昨年前半までは、定期券収入がコロナ禍前の水準に戻らない可能性まで危惧されたが…。

「在宅勤務から出社に切り替える企業が増えたことから、大手鉄道会社18社のうち12社が24年3月決算を上方修正。そのため、新年度からの鉄道の混雑ぶりは〝このままコスト減を維持し、増収を目指す鉄道会社の戦略〟とみる向きも少なくありません」(同)

鉄道各社にすれば「おいしい状況」だが、殿様商売を続けていると痛い目に遭うかもしれない。

「Xを見ても、乗客らの満員電車に対する不満が以前より高まっている。通勤ラッシュに対する不満が〝都心回帰〟につながり、沿線住民の減少や郊外地域の価値毀損を起こした過去もある。現状を真摯に受け止め、早急な改善に乗り出すべきです」(経済記者)

在宅勤務の快適さを知ってしまった会社員たちの怒りを甘く見ない方がいい。

 
   

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