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鎌田大地、先制点を呼び込む強烈ミドルも…ラツィオ、モンツァに2度追い付かれてドロー

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鎌田大地、先制点を呼び込む強烈ミドルも…ラツィオ、モンツァに2度追い付かれてドロー(C)SOCCER KING

 セリエA第35節が4日に行われ、ラツィオは敵地でモンツァと対戦した。

 現在はセリエAで3連勝を飾り、上昇気流の中にいるラツィオ。ここまで17勝4分13敗の成績で勝ち点「55」を積み上げている。5位のローマとは勝ち点が「4」離れているが、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場枠が5チームに広がったことで、この調子を維持すれば2シーズン連続でのCL出場も狙える状況だ。

 今節は11勝11分12敗の成績で勝ち点「44」を獲得し、現在11位につけるモンツァをホームに迎える。ラツィオに所属する鎌田大地は、リーグ戦に限定すると6試合連続のスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は序盤の11分に動く。ラツィオはマテオ・ゲンドゥージ、パトリックと繋いで、敵陣右サイド高い位置を取ったアダム・マルシッチへボールを届ける。マルシッチがダイレクトでグラウンダーのボールを送ると、ニアサイドへ飛び込んだルイス・アルベルトはスルーしたものの、味方とは合わずクリアされる。だが、こぼれ球に反応していた鎌田が右足一閃。強烈なミドルシュートは相手に当たって若干コースが変わりながらも、GKミケーレ・ディ・グレゴーリオの横っ飛びセーブに阻まれる。それでも、GK、さらにはクロスバーに当たって跳ね返ったセカンドボールをチーロ・インモービレが押し込み、ラツィオが先手を取った。

 1点ビハインドとなったモンツァは22分、右サイドから仕掛けたアンドレア・コルパニが縦へ突破し、クロスボールを送ると、これが中央へ飛び込んだマッテオ・ペッシーナの頭にドンピシャリ。フリーでヘディングシュートを放ったが、ここは枠を捉えきれない。35分にもペッシーナがボックス手前中央から左足でミドルシュートを狙うも、GKクリストス・マンダスに阻まれ、前半はこのままラツィオの1点リードで終了した。

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 後半に入るとモンツァの時間が続き、73分には試合を振り出しに戻す。直前に途中出場していたジュリオ・ドナーティが、自陣でボールを奪ったところから右サイドを駆け上がり、コルパニからのパスを受けてクロスボールを送る。ボックス中央でフリーになったペッシーナがヘディングシュートを放つと、GKマンダスに弾き出されたものの、こぼれ球をミラン・ジュリッチが押し込む。1度はオフサイドと判定されたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を経て判定が覆り、モンツァが同点に追いついた。

 ラツィオは後半に入って難しい時間が続いていたものの、83分にモンツァが見せた一瞬の隙を見逃さない。モンツァは自陣でボールを繋いで反撃の隙を探ると、右からドナーティが下げたバックパスが中途半端な位置へ向かう。狙っていたマティアス・ベシーノが、飛び出してきたGKディ・グレゴーリオの位置を見て冷静に流し込み、終盤でラツィオが再び前へ出た。

 だが、モンツァもホームの大声援を背に、後半アディショナルタイムに入っても攻撃をやめない。そんな姿勢が結実したのは90+2分、モンツァは左サイドから仕掛けたダニー・モタが時間を作ってマイナスへ落とすと、ペッシーナが得意の左足でクロスボールを送り、中央で競り勝ったジュリッチがヘディングシュートを叩き込んだ。

 試合はこのままタイムアップ。ラツィオの連勝は「3」でストップし、今後のCL出場権獲得へ向けて手痛いドローとなった。鎌田は65分に交代している。一方、モンツァは前節のレッチェ戦(1-1)に続いて後半アディショナルタイムに同点ゴールを記録し、劇的な形で敗北を逃れた。

 次節、ラツィオは12日にホームでエンポリと、モンツァは13日に敵地でフィオレンティーナと、それぞれ対戦する。

【スコア】
モンツァ 2-2 ラツィオ

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