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シュトゥットガルト、伊藤洋輝も躍動しバイエルン撃破! 2位と3位の直接対決を制す

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シュトゥットガルト、伊藤洋輝も躍動しバイエルン撃破! 2位と3位の直接対決を制す(C)SOCCER KING

 ブンデスリーガ第32節が4日に行われ、シュトゥットガルトとバイエルンが対戦した。

 ここまで20勝4分7敗の成績を残し、勝ち点「64」で3位につけるシュトゥットガルト。ブンデスリーガからのチャンピオンズリーグ(CL)出場権が5枠に拡大したことを受け、既に5位以内を確定させているシュトゥットガルトは、2009-10シーズン以来、15年ぶりに“欧州最高峰の戦い”へ帰還することが決まった。

 前節は既に優勝を決めたレヴァークーゼン相手に、後半アディショナルタイムの劇的ゴールでドローに持ち込まれた。これで直近2試合未勝利に。今節は3試合ぶりの白星を狙うなか、勝ち点が「5」離れているバイエルンをホームに迎える。

 今季、バイエルンはブンデスリーガ12連覇を逃す苦しいシーズンとなったものの、CLでは準決勝へ進出。4月30日には、レアル・マドリードとの準決勝ファーストレグを2-2のドローで終えた。ブンデスリーガでは3連勝中と好調のなか、来週に控えたセカンドレグへ弾みをつける一戦としたい。

 シュトゥットガルトに所属する伊藤洋輝は先発に名を連ね、原口元気とチェイス・アンリはベンチからのスタートとなった。一方、バイエルンはジョシュア・キミッヒ、セルジュ・ニャブリ、ハリー・ケインらがスターティングメンバーに並んでいる。CLを見据え、ダヨ・ウパメカノ、コンラート・ライマー、 レロイ・サネらはベンチスタートとなった。

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 試合はホームチームが勢いのある入りを見せ、最前線のセール・ギラシを起点としながらゴールを脅かす。10分にはゴール前でセカンドボールを拾い続け、最後はクリス・ヒューリッヒが強烈なミドルシュートを放つも、ここはGKマヌエル・ノイアーがセービング。27分には伊左サイド内側のスペースを駆け上がり、ペナルティエリア左の位置でスルーパスを引き出した伊藤が中央へ折り返すと、最後はギラシが右足を振ったものの、シュートはエリック・ダイアーのゴールカバーに阻まれた。

 すると29分、良い入りを見せたホームチームが先手を取る。敵陣右サイドでのスローインから反撃の隙を探ると、デニズ・ウンダヴとのパス交換でボックス右のスペースへ飛び出したレオニダス・ステルギウが、浮き球のパスをダイレクトで押し込んだ。バイエルンとしてはダイアーが治療のためピッチを離れており、10人の時間帯に失点を喫してしまった。

 バイエルンはなかなかチャンスの数が限られていたが、個人のクオリティの部分で違いを見せる。35分、自陣左サイドからアルフォンソ・デイヴィスがスピードを上げてボールを持ち上がると、パスを受けたニャブリがカットインからシュートを狙う。1度は阻まれたものの、セカンドボールを拾ったアレクサンダル・パブロビッチが再びニャブリにつけると、巧みなファーストタッチで相手のファウルを誘い、PKを獲得。このPKをケインが冷静にゴール右下へ沈め、試合を振り出しに戻してハーフタイムを迎えた。

 後半へ入るとバイエルンが流れを取り戻し、チャンスの数を増やしていく。48分にはケインのポストプレーから、抜け出したエリック・マキシム・チュポ・モティングがGKと1対1のチャンスを迎えたが、ゴール左下を狙ったシュートはわずかに枠の外へ。

 バイエルンはサネ、ブライアン・サラゴサ、ヌサイル・マズラウィらを送り出し、逆転を狙って交代カードを切ったが、次の1点を奪ったのはホームチームだった。敵陣右サイドでボールをキープしたチョン・ウヨンがマイナス方向へ繋ぐと、前を向いたマフムド・ダフードが逆サイドへ展開。ボックス左の位置でパスを受けたサイラス・カトンパ・ムブンパが右足でクロスボールを送ると、ファーサイドへ飛び込んだチョン・ウヨンがヘディングでねじ込む。カトンパ・ムブンパ、チョン・ウヨンと2名の交代選手が結果を残し、シュトゥットガルトが勝ち越しに成功した。

 勝てば今節終了時点で2位を確定できるバイエルンは、ここから反撃へ出たものの、ゴールネットを揺らすことはできない。すると後半アディショナルタイム、ダフードのスルーパスに反応したギラシが中央で粘り、左へ繋ぐと、最後はカトンパ・ムブンパが右足で流し込む。シュトゥットガルトがカウンターアタックを完結させ、勝利を決定付けた。

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