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まさかの“両CB退場”で被シュートは34本も…完封勝利のGKウナイ・シモン「止められるものは全て止める」

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まさかの“両CB退場”で被シュートは34本も…完封勝利のGKウナイ・シモン「止められるものは全て止める」(C)SOCCER KING

 アスレティック・ビルバオのGKウナイ・シモンが、3日のヘタフェ戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。

「彼を祝福する。全てにおいて素晴らしく、信じられないようなセーブをした」と、ヘタフェのハイメ・マタまでもが賛辞を送った相手が、同試合で神がかったウナイ・シモンだ。このスペインナンバーワン守護神は、58分にイェライ・アルバレスを、78分にはアイトール・パレデスを失ったものの、計34本のシュート浴びながらクリーンシートを達成。メイソン・グリーンウッドのPKストップは、勝ち点3を手繰り寄せるシーンだった。両CBの退場と、判定に異議を唱えたエルネスト・バルベルデ監督の退席というアクシデンタルな試合において、2-0の勝利の立役者となっている。

 試合後、U・シモンは「明白だった」とし、ミスからカウンターを喰らいかけた場面で、本能的に手でボールを止めて1発レッドとなったイェライも、スリップした弾みで相手選手を倒して、ダブルイエローとなったパレデスも致し方なかったと断言。両CBが退場してからは、4-4-0のブロックで耐え切ったが、同選手は「結局、あのような罰を受けたことで、僕たちは苦しまなければならなくなった。もっといい試合ができたかもしれないけど、2人が退場した中で重要だったのは勝つことであり、チームにとって大きな通過点」と省察。続けて「1人、2人と減っていった状況では、高い位置からプレスをかけることはできない。以前のオサスナ戦(ラ・リーガ第2節)で退場者を出した経験が、教訓となったよ」と“苦しみ方”を知っていたことがカギだったと語った。

 これで5試合ぶりの白星となり、チャンピオンズリーグ出場圏内浮上の望みを繋いだアスレティック・ビルバオ。シーズン16度目のクリーンシートを達成した、サモラ賞(ラ・リーガにおけるGKの個人賞)レーストップの守護神は「僕らGKの役割は、止められるものは全て止めるということ。ただ、いくつかのプレーで誤った判断をしてしまった」としつつも、「ゴールは観客に喜びを与えてくれるものだから、そういう人たちにとっては、GKはさながら映画の悪役みたいだろうね」と告白。さらに、「サモラ賞? それについては考えていない。あと4試合もクリーンシートを目指すことができる。大事なのは、勝ち点3を得ることだ」とゴールを守護する理由は“チームの勝利のため”と強調している。

 アスレティック・ビルバオは次節、本拠地『サン・マメス』にオサスナを迎える。しかし、今節退場した両CBが出場停止となる他、負傷離脱中のダニ・ヴィヴィアンも間に合うかは怪しいところ。開幕前から同ポジションの層の薄さが懸念点に挙げられていたが、ここにきてそれが的中する形となっている。

 
   

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