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『SAO』アスナから『怪獣8号』四ノ宮キコルまで アニメ“最強ヒロイン”5選

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『怪獣8号』©防衛隊第3部隊 ©松本直也/集英社

 物語における重要な役目を担う“ヒロインといえば、主人公に守られる印象が強い。しかし、近年では主人公と同等、もしくはそれ以上の強さを持ち合わせた“最強ヒロイン”が多く存在し、女性ファンからの支持も厚い。

参考:『怪獣8号』カフカの解放戦力が0%から0.01%に “ダサカッコいい”新たな主人公像が誕生

 その代表例として、現在劇場版が大ヒット上映中の『名探偵コナン』に登場するメインヒロイン・毛利蘭が挙げられる。普段は江戸川コナンの姉的な役割を果たし、家事全般もこなす彼女だが、空手を中心に優れた身体能力を持ち合わせており、その様子はアニメ第1話「ジェットコースター殺人事件」で、電柱に拳を打ち付けヒビを入れる描写からも十分に読み取れる。また歴代の劇場版でもその強さを発揮しており、2000年に公開された『瞳の中の暗殺者』ではコナンを押さえつけ、ナイフを振りかざそうとした犯人に向かって蹴りを入れナイフを折る姿を披露。

 蘭のように主人公と共に戦い、時にはピンチを救うヒロインは他にも存在する。今回はそんな数多くの作品の中から5名のヒロインにフォーカスを当て、その強さや人柄について紹介する。

●『ソードアート・オンライン』アスナ/結城明日奈
 まず思い浮かぶのは、『ソードアート・オンライン』のメインヒロイン・アスナである。ギルド「血盟騎士団」の副団長として上に立つ姿は、当時学生であった筆者の心に強烈なインパクトを与えた。

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 アニメ第2話では主人公・キリトと血盟騎士団に入団する前のアスナがパーティーを組み、多くの仲間たちと共にボス攻略に挑む姿が描かれている。細剣(レイピア)を巧みに操り、キリトと共闘する様子や自身のマントが破れ、隠していた素顔が明らかになったシーンの演出はアスナの“強さ”や“美しさ”を見事に表現していた。同じく第2話では、アスナのゲーム攻略に対する思いや年相応に振る舞うカットも見られ、“アスナ”というキャラクターが理解しやすい構成となっている。

●『SPY×FAMILY』ヨル・フォージャー
 『SPY×FAMILY』に登場するヨル・フォージャーは、普段市役所で働く温厚な女性。しかし依頼が入ると雰囲気が一変。殺し屋「いばら姫」として日々腕を振るっており、その実力はアニメ本編でも明かされている。

 そんなヨルの魅力はある意味“殺し屋らしくない”ところではないだろうか。殺し屋と聞くと「完璧で冷酷」なイメージを思い浮かべることが多いが、作中で彼女はロイドの言葉を簡単に信用したり、天然な一面があったりと人間らしさ溢れる描写が多く見られる。また幼少期に両親が他界しており、弟と暮らしていくために殺し屋をはじめたというヒストリーも視聴者の共感を誘い、ヨルというキャラクターが愛される理由の一つではないだろうか。

 アニメ第2話の終盤では敵に対して蹴りを入れ、ロイドのピンチも救っていたヨル。彼女の強さだけではなく、人間性にも注目することでより作品が楽しめそうだ。

●『Fate/stay night』セイバー
 
 アスナ同様、『Fate/stay night』に登場するセイバーも同じく「剣」の使い手である。サーヴァント同士のバトルを目撃してしまったがために殺されそうになった主人公・衛宮士郎の窮地を救い、以後もサーヴァントとして戦う彼女の姿はとても麗しく、観る者の心を震わせた。

 「問おう。貴方が、私のマスターか」という名台詞が印象的で、本作を知らない方でもこのシーンだけは知っているという方が多いのではないだろうか。迫力あるバトルシーンがメインの本作だが、物語の各所で描写される日常シーンや、本作の10年前「第四次聖杯戦争」での戦いを描いた『Fate/Zero』での彼女との対比に着目するのも面白いだろう。

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