森本慎太郎がGP帯ドラマ単独初主演を務める「街並み照らすヤツら」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系／Huluにて配信)。寂れた商店街でつぶれかけのケーキ店を営む主人公・竹野正義を演じる森本にインタビューを実施した。
■正義には男のロマンを感じる
竹野正義の印象を聞くと。
「正義は、人に対する優しさや誰かを思う気持ちがすごくある人。一言で言うなら“いいお兄ちゃん”です。でも、しっかりとしたブレない軸はあって。父母を早くに亡くし、妻と2人で両親のケーキ店を受け継ぐんですけど、昔からの夢だったとはいえそれをかなえて職として技術を追求するって並大抵の覚悟じゃできないこと。カッコいいなって思うし、男のロマンみたいなものも感じます」
■ケーキ作りにもチャレンジ
クランクイン前には本物の店舗でケーキ作りの練習をしたそう。
「正義のケーキは“植物”がモチーフ。職人の技とこだわりが詰まっていて、すごくアートなんです。練習はクランクイン前に2日だけやらせてもらったんですけど、めちゃくちゃ難しかった。生クリームの泡立て方や絞り出すときの力加減もそうだし、全体の見た目の滑らかさを出すには一つ一つを繊細にやらなきゃいけなくて。僕は、手先があまり器用ではないので、家でも粉をふるいにかけたりして練習しています」
■SixTONESのメンバーもドラマに興味津々
お手製ケーキをSixTONESのメンバーに食べさせるなら？
「ジェシー！彼は否定をしないので大前提として自信がつくなと。イマイチでも『いいね。おいしい』って言ってくれる気がします(笑)。メンバーはみんなこの作品に興味を持ってくれてて。『どういうストーリーなの？』って一人が楽屋で聞いたら次々に会話が広がりました。ありがたいです」
仲間や街のために正義が巻き起こすヒューマンドラマ。「毎回続きが気になります」と力を込める。
「いろんなストーリーが第1話から一気に走り始めます。正義の進む道を見守っていただきつつ、人と人がつながる大切さみたいなものが伝わればいいなと思います」
取材・文＝川倉由起子
※「月刊ザテレビジョン」2024年6月号
