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アプガ(仮)[ライブレポート]灼熱の空間を作り上げた13周年記念ワンマン「これから先も、みなさんを驚かせて楽しませていけるように頑張ります!」

Pop’n’Roll

アップアップガールズ(仮)(以下、アプガ(仮))が、5月3日(金・祝)に東京・GOTANDA G4でワンマンライブ<アップアップガールズ(仮)13th Anniversary LIVE あいどる道中Be Dash!!>を開催した。

2011年に活動をスタートしたアプガ(仮)は、今年結成13周年を迎えた。昨年12月に初期メンバーの関根梓が卒業し、今年からアプガ(仮)は、古谷柚里花、鈴木芽生菜、小山星流、青柳佑芽、住田悠華という2020年12月に加入した5人のメンバーで活動している。結成日当日に行なわれたこの日の公演は、先輩のいない2期メンバーだけによる初の周年ライブとなる。それだけに、5人のメンバーは現在進行形のアプガ(仮)を見せるべく気合いたっぷり。彼女たちは見事ソールドアウトとなった公演で、怒涛の連続楽曲パフォーマンスをくり広げ、さらには新曲「One ワン わん Love」を初披露。13周年の祝典は、熱気と汗が飛び散る灼熱のライブとなった。

本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

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ソールドアウトとなった満員の会場に「OVERTURE(仮)」が流れ、メンバー5人が元気いっぱいにステージに登場。大歓声が上がる中、彼女たちは円陣を組み、アプガ(仮)の代表曲「アッパーカット!」からライブをスタート。冒頭から必殺技で奇襲を仕掛けるアプガ(仮)に、観客も爆発的な盛り上がりで応戦する。続けて「パーリーピーポーエイリアン」「立ち上がループ」「リスペクトーキョー」と、新旧織り交ぜた楽曲でフロアをブチアゲる。さらに彼女たちは、ラブリーな「バレバレI LOVE YOU」、コミカルで熱量たっぷりの「正解ですっ!」、ソリッドかつクールな「LADY→GO!」と、次々と違った姿を見せ観客を沸かせまくった。

7曲連続で爆走し、すでに会場はものすごい熱気。ようやくのMCタイムで古谷は“今回の単独のチケットがソールドアウトしました! 私たちにとっては約3年ぶりでホントに嬉しいです。私たちはこの日のためにすごく気合を入れて、毎日毎日準備をしてきました!”と観客にソールドアウトの感謝を伝える。小山は“満員で今までにない熱気と圧がすごいです! マイクが汗でツルツル滑ります。みんなの愛が私たちに伝わりすぎてます!(笑) 私たちも愛、放出できてますか?”と尋常ではない熱気の喜びを口にした。

ここでアプガ(仮)は13周年ライブの記念として、新曲の初披露を観客にプレゼントする。古谷は“アプガ(仮)が結成されて13周年、私たちが加入した新体制になってから3年が経ちます。私たちが入る前までの10年間はもちろん、私たちが加入してから3年の中でも、体制の変化があったり大きい壁にぶつかったり心が折れそうになったり、これからどうしようかなって思った時もありました。だけど、アプガとして上に上に登っていく気持ちと、アプガファミリー(アプガ(仮)のファン)の支えのおかげで、私たちはこうして周年ライブができています。今回の新曲は、これからも全力で前に進み続ける私たちの気持ち、私たちからアプガファミリーみんなに伝えたい気持ちがすべて詰まっています。ライブに対する情熱、本気、攻めの気持ちを、すべてこの曲に乗せて届けたいと思います!”と気合いの言葉を語る。

そして新曲「One ワン わん Love」を初披露。「One ワン わん Love」は、ワンちゃんをモチーフに大好きな想いを伝える可愛く弾けるチューン。古谷の真剣な言葉とはギャップたっぷりだが、彼女たちの可愛いパフォーマンスに観客は大歓声を送った。

メンバー5人は、アプガ(仮)のトレードマーク的な(仮)Tシャツにチェンジ。13周年を記念して、100曲以上あるオリジナル曲の中から抜粋したスペシャルメドレーを届ける。「Burn the fire!!」「青春の涙」「SHOUT」「宣戦Bland new world」「唇はナイフ」「Crazy Sparky」とバキバキに激しくクールにステージを展開。「Beautiful days」「ストレラ!〜Straight Up!〜」「このメロディを君に」では綺麗なメロディを響かせる。そして、何度でもチャレンジしていく想いを伝える「FOREVER YOUNG」を歌唱すると、メンバーとファンはさらなる一体感を作り上げた。

メドレータイムが終わっても連続楽曲披露は止まらない。春の爽やかさと切なさが混ざり合う「SAKURADRIVE」を、彼女たちは演技を織り交ぜた特別バージョンで歌唱。これまで在籍したメンバーたちの担当カラー(仮)Tシャツを手にしてパフォーマンスする姿はエモさがある。メンバー5人はTシャツを脱ぐと、カラフルな(仮)Tシャツが宙を舞った。続けて、爽快なギターロックチューン「今日も私が冴え渡る」で会場を熱くし、ミディアムテンポの「パーリースターリー」で観客に心地いいバイブスを届けた。

気づけば激アツなライブも最終ターンに突入。先にも述べたように、アプガ(仮)は今年から初期メンバーのいない2期メンバーだけの5人体制で活動している。この4ヵ月間、5人のメンバーは現在のアプガ(仮)のカラーを見つけるために必死に努力し試行錯誤をくり返してきた。そうした中で彼女たちが導き出した答えの1つは、もっと観客と一緒に盛り上がるライブがしたいというストレートな想い。共通の想いを抱いたメンバー5人は、あえて対バンライブのセットリストを固定。連続楽曲披露で、パフォーマンスや観客とのコミュニケーションの精度を積極的に高めてきた。そう、彼女たちが、この数ヵ月メンバーとファンで作り上げてきた対バンセットリストは、この13周年記念ライブで完成させようというのだ。

青柳が“セイヤ!セイヤ!セイヤ!”と煽ると観客が大きな声で呼応し「上々ど根性」がスタート。威勢よくお祭り感を爆発させると、続けざまに「愛愛ファイヤー」を投下。情熱的な愛情をパワー全開で放出するのだが、古谷がいきなり曲をストップ。アプガファミリーのもっともっと大きな声が聞きたいという彼女は、観客と“いいじゃん!いいじゃん!”のコール&レスポンスをくり広げる。メンバーも続いて会場を煽りまくると、さらに一体感は上昇。サウナのような熱気のフロアに再び「愛愛ファイヤー」が鳴り響くと、会場は強烈なボルテージとなった。

その勢いのまま「阿破乱舞」を披露。曲中に青柳がフロアに降りてうちわを配り、ステージ上では小山が天井に突き刺さりながら熱唱するという楽しさ全開の場面も見られた。そして、5人体制の最初の楽曲として今年4月に配信リリースされた「あいどる道中Be Dash!!」をドロップ。和なメロディのブチアゲチューンで、メンバーも観客も全力で盛り上がる。メンバーはダンスに組体操を織り交ぜるパフォーマンスで会場を沸かせまくり、最後は組体操のカシオペアを完成させてフィニッシュ。

メンバーも観客も汗だく状態で全員が異様なハイテンション。鈴木は“ありがとうございました! 楽しかったですか! アプガ(仮)を大好きですか! これからもついてきてくれますか!”と声を上げ、観客も大きな声で応える。そして“今回、満員でステージに立たせていただきました。でもここがゴールではなく、もっと上に行くためのステップになるように、この5人でZeppを目指します! そのために、これからの日々をすべて大切に、アプガファミリーと一緒に上に登っていけたらと思っているので応援よろしくお願いします!”と今後の目標を口にした。

ここでいきなりの小山の提案で、アプガ(仮)の13周年を祝うハッピーバースデーの大合唱が巻き起こった。そして住田から、5月19日(日)に大阪・梅田シャングリラで<アップアップガールズ(仮)13th Anniversary LIVE in 大阪 ~あいどる道中Be Dash!!~>、6月8日(土)には北海道・札幌SPiCEで<アップアップガールズ(仮)13th Anniversary LIVE in 札幌 〜あいどる道中Be Dash!!〜>を行なうことが告げられた。

最後に鈴木が“これから先も、私たち5人で協力し合いながら、みなさんを驚かせて楽しませていけるように頑張ります! これからもよろしくお願いします!”と声を上げ、灼熱のライブは締め括られた。

グループの13周年を祝う公演で、5人のメンバーは高まりまくる戦闘力をフルで発揮。みなぎるライブのパワーは、14年目に突入してもさらに磨きがかかっていくこと確実だ。ギラギラの闘志に燃えるアプガ(仮)の今後の活動をぜひチェックしてみてほしい。

 
   

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