日本発のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE 23-24 」(以下、Dリーグ)レギュラーシーズンのROUND.13が5月3日、江東区の東京ガーデンシアターで行われ、チャンピオンシップ(CS)進出を決めているCyberAgent Legit(以下、Legit)がシーズンチャンピオンに確定した。これにより、LegitはCSでのシード権を得た。
レギュラーシーズンも残すところ1ラウンド。CS出場権獲得に向けて、各チームが勝ちにこだわった戦い方でぶつかり合い、いずれの対戦もドラマティックな展開となった。
ここまで負けなしで突き進んできたLegitはこの日最後のマッチの後攻で登場し、ブレイキンチームのKOSÉ 8ROCKS(以下、 8ROCKS)と対戦した。8ROCKSがダイナミックかつ緩急のあるショーケースで会場を8ROCKSの世界観に塗り替えたあと、ソフトなピンク色の衣装で客席を通り抜けて登場した。テーマは「Take it Easy」で、akihic☆彡氏がディレクションを担当。椅子やジャケットをおしゃれに使った洗練されたショーで会場を夢見心地にしたものの、勝敗は4対2で敗戦。シーズン初の黒星となった。
ただ、これまでの獲得ポイント数と他チームの結果により、首位でレギュラーシーズンを突破することが確定。6月9日開催されるCSで他チームより1試合少ないシード権を獲得した。CSはトーナメント方式で行われる。
イベント終了後の取材で、TAKUMIは、「すごくレベルの高い人たちが集まる中で 2 年連続シーズン優勝を達成できて本当に光栄です。シーズンが始まる前からシーズン優勝それからチャンピオンシップ優勝は目標と決めていたので、これで終わりじゃないんですけど、ひとまずちょっとホッとしております」
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ディレクターのFISHBOYは「まずは非常にうれしい」としたうえで、「最初のシーズン僕らは最下位でした。そこからまさか 22/23、23/24と連続でシーズン優勝するまでになるとは……目指してはおりましたけど、予想はできてなかったので、本当に夢の中にいるような気持ちです」。さらに、「勝つような空気になってから2シーズンぐらいですけど、メンバーは勝っているからと言って調子に乗ることがない。ずっとストイックなままでいる。みんなが、まだまだ良くなると意見を交わしていて、その練習風景を見ているだけで、これからもっともっと強くなるだろうなと感じています」と、笑顔だった。
Legitの絶好調ぶりはDリーグも国境も飛び越えている。先日、英オーディション番組『Britain’s Got Talent(ブリテンズ・ゴット・タレント)』で、サイモン・コーウェルから最高評価のパフォーマンスに送られるゴールデンブザーを獲得。5月27日からのセミファイナルに進む。
FISHBOYは「Dリーグの皆様からも勇気をもらったという声をいただいてます。僕らは非常に運がいいものだと思うんですけど、発見していただいて、このチャンスをつかんだからにはそれを大いに生かして、いろんなところに出てきたい」
セミファイナルは、CSを控えて、スケジュールも強行になることも想像できる。
FISHBOYは、「日程に関してはわりと前から出たんですけど、(メンバーに)それでいける?って聞いたら、行く!って言ったんで、行こうって。やっぱり覚悟ですね。本当にみんなの覚悟が上回ったのかなと思います」
いち早くCS進出を決めていることから、ショーケースの準備も他チームよりも進んでいそう。報道陣からの「準備は進んでいる?」と問われると、FISHBOYは「……シークレットで!」と明言は避けた。