犬が「飼い主の表情」から気持ちを読み取る優れた能力とは
『犬は人の笑顔と怒った顔を区別することができる』ということが実験によって実証されています。人の笑顔に対しては犬が好意的な感情を示し、人の怒った顔には犬が否定的な感情を示した、としています。
愛犬が顔をジッと見つめている時、飼い主が笑顔を向けるとしっぽを振ったり、嬉しそうに微笑んだりすることがありますよね。また、愛犬がイタズラをしている時、飼い主がムスッとした表情で見つめると、そっとイタズラをやめることもあります。
このような時には(ああ…表情を変えるだけで気持ちが伝わるんだな)と感じられますよね。
表情だけでどれくらい気持ちを伝えることができるのか知りたい時は、愛犬とアイコンタクトをしながら、声を出すことなく、身振り手振りすることなく、ただ表情だけで気持ちを伝えようとしてみてください。
伝えたいこととは正反対の反応が返ってくることもありますし、意思疎通ゲームをしているような感覚で楽しんでコミュニケーションしてみるとよいと思います。
飼い主として日頃から配慮すべきこと
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では、飼い主の表情を読み取れる犬と一緒に暮らしていく中で、日頃から配慮すべきこととは一体どのようなことなのでしょうか。
愛犬に対して「怒」の表情を向けない
もしも犬が飼い主の表情から気持ちを読み取ることができたとしても、「怒」の感情が何による感情なのか、誰に向けられた気持ちなのかまでを犬が理解することは難しいでしょう。
愛犬のことで怒っているわけではないのに、怒った表情から気持ちを読み取った犬は、(私のことを怒っているんだろうか…?)と、不安になってしまうのではないでしょうか。
常に飼い主が怒った表情でイライラしていたら、その間ずっと犬はストレスを抱えることになるのと思います。