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渡瀬恒彦「安岡力也を半殺し」「舘ひろしに鉄拳制裁」芸能界最強伝説/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史【2024年4月BEST】

アサ芸プラス

「芸能界最強」という言葉は、様々なジャンルで聞かれる言葉だ。知識や見識、趣味、グルメ、名コンビ、ギャラ、破天荒エピソード…。あまたある中で、やはり興味をソソるのは「ガチでケンカしたら、誰が飛びぬけて強いのか」だろう。いかにも強そうな俳優やタレントはいるが、能ある鷹は爪を隠すというのか、誰もが震え上がった人物は、なんとも意外なたたずまいだったのである。(4月10日配信)

 映画「仁義なき戦い」シリーズや、ドラマ「十津川警部」など数々の作品に出演。昭和、平成を代表する名優と言われた渡瀬恒彦が、多臓器不全のため都内の病院で亡くなったのは、2017年3月14日のことだ。72歳だった。

 説明するまでもなく、3歳違いの兄は渡哲也。渡瀬は大学卒業後、当時日活の青春スターだった兄とは別の道を歩んで、電通に就職。その後、東映にスカウトされ、サラリーマンから役者に転じたユニークな経歴を持つ。

 そんな2人が俳優として共演したのは3回。最初は1971年のNHKドラマ「あまくちからくち」だった。その後、40年ぶりとなる2回目の共演が、2011年12月放送のTBSドラマ「帰郷」だった。

 これは下町の人情味あふれる家族の絆を描いたもので、2人は劇中でも兄弟役を演じた。12月5日、千葉県市川市内で撮影はクランクアップ。その後、ラストシーンの正装姿のまま記者会見に臨んだ2人は、40年ぶりの共演に「プライベートではしたことがない」という握手を交わして照れ笑い。

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渡「身内には言いにくいが、(渡瀬は)私をはるかに超える俳優になった。私はボール気味のストレートしか投げられないが、弟はフォーク、スライダー、カーブも投げられる」

渡瀬「撮影が終わって、ある種の寂しさを感じている。また兄弟共演をやってもいいかな」

渡「弟とやるのはもう十分。遠慮します」

 照れる渡の姿に、会見場の雰囲気が和んだのだった。

 演技しかり、「ケンカも勉強も、弟の方が上だった」と常々語っていた渡だが、渡瀬の「芸能界最強伝説」が芸能記者の間で語り草になっていたことは事実だ。ベテラン芸能記者が言う。

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