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「築地球場」本拠地移転を狙うのは巨人ではなく「西武ライオンズ」という大逆転

アサ芸プラス

 築地市場跡地の再開発を担う三井不動産を代表とした事業者が5月1日に会見を開き、およそ5万人を収容できる多機能型スタジアムを中心とした再開発を進める考えを明らかにした。

 スタジアムは野球やサッカーのほか、音楽ライブ開催も想定されており、観客席やフロアを動かすことで、用途に応じて8つの形に変えることができるという。

 スタジアムをめぐっては、再開発事業者に読売新聞グループが加わっていることから、巨人の新本拠地になるのではないか、との説が浮上。現在の東京ドームは設備の老朽化により、大規模な改修が困難になっている。そこで早くも「松井秀喜監督就任」とセットでのこけら落としに期待する声が上がっている。

 ところが今回の会見では、読売新聞グループの山口寿一社長から、

「魅力的なスタジアムで使ってみたいという気持ちはあるが、移転を前提に計画、提案していない」

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 という言葉が飛び出した。スポーツライターが語る。

「東京ドームがある水道橋は、築地に比べて交通の便がよく、魅力的なのは確かです。一時的に築地をホームグラウンドにして、その間に現在の東京ドームを建て替えるのではないか、と予想する声も聞こえてきます。いずれにしても、事業は三井不動産が主導して行われるため、読売グループが本拠地を公言するには時期尚早ということでしょう」

 一方、山口社長のコメントにいち早く反応したのは、巨人ファンだけではなかった。長らく交通の便の悪さに頭を悩ませていた西武ファンである。

「西武は1995年に行われた第5回臨海副都心開発懇談会で、当時のオーナーだった堤義明氏から、臨海ドーム構想についての話が出ました。臨海地区というのは、現在のお台場のこと。移転計画はかなり具体的でしたが、結果的にお台場移転は幻となりました。もしかしたら、築地移転という大逆転があるかもしれません」(夕刊紙記者)

 昨年開場した日本ハムの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」は、多くの野球ファンの注目を浴びた。築地の新球場にも大いに期待したい。

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