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【香港チャンピオンズデー】ロマンチックウォリアーがクイーンエリザベスⅡ世C 3連覇達成 プログノーシスはまたしても2着

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【香港チャンピオンズデー】ロマンチックウォリアーがクイーンエリザベスⅡ世C 3連覇達成 プログノーシスはまたしても2着(C)SPAIA

クイーンエリザベスⅡ世C 力でねじ伏せたロマンチックウォリアー

連日の激しい雨に加え、レース当日も早朝から昼すぎにかけて一時的に雨が降ったシャティン競馬場。芝コースの悪化は最小限で稍重(Yielding)と発表された。 日本からは3レースで計8頭が参戦したが、またしても地元香港勢の高い壁に阻まれ勝利ならず。クイーンエリザベスⅡ世Cに出走したプログノーシスの2着が最高着順だった。

そのクイーンエリザベスⅡ世Cは、3番ゲートからスタートしたノースブリッジが800m通過48.04というペースで逃げる展開。ロマンチックウォリアーはレース序盤は好位を追走するも、向正面へと差しかかったところで捲っていったプログノーシスに上手く蓋をされる形となり、勝負所で一旦は7番手までポジションを下げた。

それでも直線は大外を回して伸びると、川田将雅騎手とプログノーシスをねじ伏せて同レース3連覇を達成した。川田将雅騎手とプログノーシスはいつも以上にゲートの出が悪かったが、それでもロマンチックウォリアーを負かすために精一杯の乗り方をした。それを踏まえても、ロマンチックウォリアーのこの内容は強すぎるという言葉に尽きる。

ロマンチックウォリアーは安田記念にも登録済みで次走は日本への遠征が現実味を帯びてきた。あくまでも体調次第ではあるが、府中のターフでどのような走りをするのか、非常に楽しみだ。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


マイペースでしぶとく粘ったノースブリッジは3着。内枠、道悪を味方に健闘したと言っていいだろう。そして好位のインからロスなく立ち回ったヒシイグアスは5着という結果に終わった。


ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


チャンピオンズマイル ビューティーエターナルがGⅠ初制覇

地元香港のゴールデンシックスティが1番人気の支持を集めたチャンピオンズマイルは、Z.パートン騎手騎乗のビューティーエターナルが勝利し、GⅠ初制覇を果たした。

大外11番ゲートから内の各馬の出方をうかがいながら逃げたビューティーエターナル。800m通過48.03というスローペースに持ち込むと最後まで脚色は衰えず、2番手追走から2着に入ったレッドライオンに1馬身半差をつけた。これまでGⅠには手が届かずにいたが、デビューから全てのレースでパートン騎手が騎乗し続けるなど、期待の馬だったと言える。3着に入った同じく5歳のヴォイッジバブルとともに、マイル路線を引っ張っていく存在になるだろう。

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ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


4着だったゴールデンシックスティは好スタートを切るも序盤にやや力んで走る面も見せ、4番手を追走。直線でいつものように弾けなかったのは、道悪の影響もあったのかもしれない。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


日本馬はエルトンバローズが8着、オオバンブルマイが10着、シャンパンカラーは11着と香港勢の層が厚いマイル路線で結果を残すことはできなかった。

ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


チェアマンズスプリントプライズ GⅠ初挑戦の4歳インビンシブルセージが勝利

チェアマンズスプリントプライズは、香港スプリント界の中心として君臨してきたラッキースワイネスが戦線離脱で不在。前走ドバイでアルクオーツスプリントを制しての参戦となったカリフォルニアスパングルが1番人気の支持を集めた。ただ制したのはH.ボウマン騎手騎乗の4歳馬インビンシブルセージだった。

レースは出遅れたマッドクールが大外からハナを奪おうかというところを、カリフォルニアスパングルとビクターザウィナーがそれを許すまいと並んでかわしていった。前半600m通過は34.22、インビンシブルセージは先行争いを見ながら4番手のインを追走した。

直線はスムーズに先行した2頭の外へと持ち出されると、残り150mでカリフォルニアスパングルを捉え、最後は1馬身半差で勝利。前走のスプリントCで2着に入るなど重賞でも安定した成績を残していたが、GⅠ初挑戦で見事に結果を残してみせた。

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