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佐々木大蔵が涙の復活KO勝ち。声を詰まらせ「この一言に尽きるんですが、本当にありがとう」【Krush】

TOKYO HEADLINE

 前Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が「Krush.160」(4月28日、東京・後楽園ホール)で涙の復活勝利を挙げた。

 今大会ではスーパー・ライト級の8選手による「K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ」が行われた。本戦開始前に実績で勝る4選手の「K-1選抜」と若手のホープ4選手の「Krush選抜」がリングの対面に立ち、それぞれがロープを引いてこの日の対戦相手を決める「綱引き抽選」を実施。

 その結果、第5試合「ジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルス)vs FUMIYA(E x F)」、第6試合「佐々木 vs 寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB)」、第7試合「林 vs 稲垣」、第8試合「ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)vs 塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)」の4試合が決定した。

 佐々木は寺島とは2022年6月、Krushスーパー・ライト級王座の3度目の防衛戦で対戦し、KO勝ちを収めている。この勝利でK-1、Krushを通じて10連勝となった佐々木は満を持してその9月に大和哲也の持つK-1王座に挑戦も判定負け。昨年3月のRISEとの対抗戦で白鳥大珠と対戦するも判定負け。6月のK-1横浜武道館大会ではムエタイの強豪パコーン・P.K.センチャイムエタイジムに延長判定で敗れ、まさかの3連敗。今回は約11カ月ぶりの再起戦だった。

 1R、ともにオーソドックスの構え。寺島が左ミドルを飛ばすと佐々木はすぐに圧をかけて左ジャブ。そして佐々木は踏み込んで右ストレート。寺島はスイッチを繰り返す。佐々木は右カーフ。寺島も右カーフ。寺島は変則の左ハイから飛び込んで右ストレート。佐々木の顔面をとらえる。しかし佐々木は圧をかけてコーナーに詰めるとパンチの連打。クリンチの寺島だが、離れ際に佐々木が右のショート。圧をかける佐々木、クリンチでしのぐ寺島。しかし佐々木はなおも圧をかけコーナーに詰めるとパンチの連打。最後は右ストレートを打ち抜くと寺島はダウン。そのまま立ち上がれず佐々木のKO勝ちとなった。

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 佐々木は試合後にマイクを握ると「ただいまー! いやー10連勝から3連敗。すごく暗闇の中というか。そんな1年半だったんですが。続けてきて良かったなと思うし…。そばで支えてくれた家族、応援団、スポンサー、たくさんのみんなの力で生きてこれたというか。“みんなに力を届けたい”と言っているんですが、自分が一番もらっているというか…。本当にこの一言に尽きるんですが、本当にありがとう」と時折声を詰まらせ、涙をこらえながら感謝の言葉。そして「今日の結果でK-1のトーナメント、つかめるんじゃないかなと思うので。今に満足することなく、地道にこつこつまた積み上げていきたいと思うので。本当に一人では俺は生きていけない。みんなの力が必要なので、これからも佐々木大蔵のサポートよろしくお願いします」と一度取り逃がしたK-1王座獲りへ向け、再び歩き出す決意を口にした。

 第5試合ではシジュンがFUMIYAに1RでKO勝ちを収めた。

 シジュンは前日計量で250gオーバーで規定体重をクリアできなかったことから、1Rは減点1からスタート。グローブハンディとしてFUMIYAは8オンス、シジュンは10オンスを使用。シジュンはファイトマネー20%減額のペナルティーが科された。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ローの蹴り合いから、シジュンが右ハイの空振りからそのままバックブロー。FUMIYAは左インロー、右ローを蹴り分け。シジュンは右ミドル、右ロー。圧をかけるシジュンがパンチを当てていく。FUMIYAは右カーフを連打。シジュンは圧をかけて右ロー。FUMIYAは左ミドル。シジュンはなおも圧をかけてFUMIYAにロープを背負わせると右の大振りのフックで顔面を打ち抜きダウンを奪う。なんとか立ち上がったFUMIYAだが、ダメージは明白。シジュンは襲い掛かるとパンチの連打。最後は左フックのダブルから右フックでとどめを刺すと、FUMIYAは目が泳がせ2度目のダウン。シジュンがKO勝ちを収めた。

「Krush.160」(4月28日、東京・後楽園ホール) ◆プレリミナリーファイト/Krushスーパー・フェザー級/3分3R △上垣内一成(月心会ラスカルジム)(判定1-1=30-30、30-29、29-30)茶圓吏久(K-1ジム蒲田チームアスラ)△ ◆第1試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R ●立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)(判定0-2=29-30、30-30、29-30)天野颯大(キング・ムエ)○ ◆第2試合/Krushバンタム級/3分3R・延長1R ○坂本寿希(リーブルロア)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)鈴木太尊(谷山ジム小田原道場)● ◆第3試合/Krushフライ級/3分3R・延長1R ○長野 翔(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-24、30-25、30-24)小浦 翼(K-1 GYM横浜infinity)● ◆第4試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R ●岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(3R2分3秒、KO)松本涼雅(月心会チーム侍)○ ◆第5試合/K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(1)/3分3R・延長1R ○ジン・シジュン(韓国/チームサイコピットブルス)(1R2分48秒、KO)FUMIYA(E x F)● ◆第6試合/K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(2)/3分3R・延長1R ○佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R2分19秒、KO)寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB)● ◆第7試合/K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(3)/3分3R・延長1R ●林 健太(FLYSKY GYM/Tmile Gym)(判定0-3=26-30、27-30、26-30)稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)○ ◆第8試合/K-1×Krushスーパー・ライト級4対4マッチ(4)/3分3R・延長1R ○ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)(判定3-0=29-27、29-27、30-26)塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)●

 
   

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