東洋医学には、壊して治すという概念があります。例えば、鍼治療は筋膜などにあえて傷をつけ、修復する過程でこりや痛みを改善していきます。断食も同じで、食べ物を断つという体にいつもと異なる強めの刺激を与えることで、体質を改善していきます。
いざ、断食を始めたからといって、体がすぐにその刺激に慣れるわけではありません。やはり時間が必要で、特に始めたばかりの1回目や2回目の不食日に不調を感じる人がいます。しかも食べない時間が長くなるほど不調は出やすく、なかでも眠気やだるさを訴える人が多いです。なぜかというと、ずぼら断食にとり組む前の食事が糖質に偏っていたことに理由があります。
これまで、血糖値が高い状態が自分にとって当たり前だったため、断食をしたことで血糖値が上がらず、眠気やだるさなどの症状に繋がってしまうのです。不食日に強い眠気やだるさを感じたときは、ブドウ糖が入ったスポーツドリンクを2口くらい噛むように飲みましょう。
一気に飲むと血糖値が急激に上がり、かえって健康を害してしまうので注意してください。断食に不安のある方は、「8時間断食→16時間断食→24時間断食→30時間断食」と、徐々に体を慣らしていく方法をおすすめします。
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そんなに食べてないのに太る本当の理由「そんなに食べていないのに体重が減らない」「カロリーを抑えて食べているはずなのに太ってしまう」という声をよく耳にします。努力している人には酷かもしれませんが、食事に気をつけているつもりでも、じわじわと体重が増えていく、あるいは、理想の体重以上の体重がありなかなか減らないという場合、自覚のあるなしに関わらず、食べ過ぎていることがほとんどです。
食べ過ぎと聞くと、食べる量をイメージする人が多いと思います。確かに、お腹がパンパンになるまで食べればそれは食べ過ぎです。ですが、油たっぷりの揚げ物や炭水化物が多めの食事など、次の食事までに胃で消化しきれないようなものを食べたり、量が少なくてもその日の活動量で消費しきれないくらい高カロリーなものを食べたりした場合も、実は食べ過ぎなのです。
食べ過ぎチェックリストずぼら断食で体を改善していくにあたり、まずはスタートラインに立つことから始めましょう。ダイエットの基本でもありますが、やせたいと思ったら自分の食生活を把握すること。下の「食べ過ぎチェックリスト」を使うと、簡単にセルフチェックができます。食べ過ぎなのか、食べ方のクセがあるのかを確認してみてください。