──3時間後
・会社にて
皆さん、改めましてこんにちは。所変わってこちらは新宿にある編集部のオフィスです。まだまだお昼過ぎではございますが、そろそろおっぱじめようと思います。
無印の炭酸ボトルは、感覚的にはほとんどペットボトルと一緒なので、炭酸が抜けていないか若干不安ではあります。恐る恐るフタを回すと……
_人人人人人人人人人_
> バッシュウッ!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
・静寂を切り裂く爆音
いやうるせェェェェエエエエ! あまりの爆音に思わず周囲を見回したが、よくよく考えたら買ってきたコーラのフタを開けたようなものなので、そこまで気にしなくていいのかもしれない。
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それではまずカップに注いでみよう。すると、驚きの現象が。
めっちゃシュワシュワしとる……!
・炭酸の生存確認
カップの中で激しく舞い踊る無数の泡、泡、泡──。そう、どこからどう見ても完全にハイボールである。
すいませーん! 砂肝とハツ、どっちも塩でーーー!! 危なく料理も注文しそうになるくらいハイボールそのものだ。氷がないのはちと寂しいが、完璧なルックスではないか。
・立ちふさがる壁
ではさっそく乾杯……と言いたいところですが、2年前の記事でも書いたように、実は私(あひるねこ)の隣の席には上司である編集長・GO羽鳥が座っていて、その距離は1メートルほど。
当時はまだデスクがパーテーションで仕切られており、半ば個室のようで行為に及びやすかったのですが……
現在、パーテーションはすべて撤去されています。どこにも死角がないため、飲酒難易度は以前と比べて跳ね上がっていると言っていいでしょう。
さすがに今回はバレるんじゃないか? 一発アウトで退場の可能性もありますが……
でもそんなの関係ねぇ。
関係があらへん。
・悪魔的
プハァ! やっぱり上司の隣で堂々と飲むハイボールはウマいぜ……!!
家で作ってきた白湯(さゆ)を飲むかのような感覚で、会社で昼からハイボールをキメるなんて最高じゃないか。心なしか、壊れた倫理観みたいな味がする。まさに背徳の液体である。
ただ、なんというかすでに微炭酸だな。炭酸自体はキープされているものの、100%の強さとは言えない気がする。タイガーのボトルよりも炭酸が抜けやすいのかもしれない。さて、ここで羽鳥の方をチラッと見ると……
まったく気付いていない様子。
・ステルス飲酒成功
さっきからグビグビ飲んでいるし、何ならジャックダニエルの香りがほのかに漂っているにもかかわらず、最後まで羽鳥にバレることはなかった。
ボトルの色がホワイトだったのもよかったんだろう。こんなに潔白を主張するハイボールがいるはずがないからな。というワケで、今回も前回同様、職場で飲むハイボールは最高オブ最高という結論になり申した。押忍。
次回は無印とタイガー、それぞれのボトルにビールを入れた状態で出社し、どちらのボトルがより優れているか検証してみようと思うぞ。自分も会社で一杯やりたい! 上司の隣でキメてやりたい!! という人はお見逃しなく。