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ベッド派?布団派?「老けない」のはどっち?頑張らずに「老いない」環境を手に入れる方法【理学療法士が助言】

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それでも、やはりつまずいてしまって危ないということになったら、手すりをつける、段差をなくすといった、転倒防止のためのリフォームを考えればよいでしょう。

ラクをした分はほかで頑張る

とはいえ、ちょうど家を改築するタイミングがきたので、ついでにやっておきたいなど、先に処置しておいたほうがよいという状況も起こり得るでしょう。

ベッドについても、引っ越しのタイミングで導入しておいたほうが都合がよいというケースも考えられます。そういった場合には、環境の変化によって失われた筋肉を鍛える機会を、意識的にほかのところで補うようにしてください。

今の時代は、買い物代行、ネットショッピングなどが普及し、スーパーまで歩かなくても買い物を済ませられるようになりました。そのほかにも、ラクをしようと思えば、いくらでもラクに生活できる環境を手に入れられます。ラクすることは、決して悪いことではありません。

体調が悪いときなどには、ぜひ積極的に利用してほしいと思うのですが、ラクをすることで高齢者の体は大きく変わる、ということだけはぜひ覚えておいてください。うまくピンポイントにラクをして、できることは自分でやり続けることが大切だと考えます。
 

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上村理絵

理学療法士/リタポンテ株式会社 取締役

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