フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が自身のYouTubeチャンネル『古舘伊知郎チャンネル』を更新。遅々として普及が進まないマイナンバーカードの健康保険証利用（通称：マイナ保険証）について私見を交えて語った。
古館氏は、23日に河野太郎デジタル大臣がマイナ保険証を利用できない診療所や病院の“通報”を促すような文書を自民党の国会議員に配布したことに触れ「びっくりしたよ」と切り出し、通報制度が加速した結果“反マイナ保険証病院狩り”にも発展しかねないと危惧。「何てことやってんだろうと思うね」と苦言を呈した。
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そんな中、今年12月で紙保険証が廃止となることを挙げつつ「もう1回振り返らなきゃいけない」と前置きし、「思えばだよ？マイナポイントなんていう国民を金で釣ったんだよ？で、その後に“はい、紙の保険証無くなるからね”って脅されたんだよ？」「で、脅された挙句に“まぁ1年間は猶予を与えるからさ”って歩み寄られたんだよ？」と止まらず、「完全に『闇金ウシジマくん』の手口なんだよ本当に」と政府にやり方について痛烈に批判した。
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その後、2024年3月末時点でのマイナ保険証の利用率がわずか5.47％に留まること、1年前の2023年4月時点での6.3％からむしろ減少していることを説明。原因の一端となるのが、オンラインシステムを導入している医療機関での報酬が、マイナ保険証を使用した場合20円なのに対し紙の保険証は40円であり、病院の立場に立ってみたら今までのほうがいい、普及率も上がらないことを挙げていた。
また、6月から始まる医療DX推進体制整備加算制度により患者側の自己負担額が是正される点を説明したものの、巨大な税金をかけてキャンペーンをすることに対し「何でこんな金かけてやんなくちゃいけないの？って思うほうが筋じゃない？」と疑問が尽きなかった。
この動画には、「デジタル庁廃止️ 河野太郎に権力を与えない」、「今の政権が全く信用できないので、マイナンバーカードは使いません」、「マイナ保険証はいりません！とことん抗いましょう」など賛同するコメントが多数寄せられた。
