もちろん、湯上りのアイスや乳酸菌飲料、21時半からの「夜鳴きそば」の無料サービスも実施されていたぞ。ここらへんはドーミーインお馴染みのサービスだ。
・ホテル一番のお楽しみ、朝食会場へ
ふかふかベッドでぐっすり眠ったあとは、朝食会場「羽衣茶寮」へ。ドーミーイン系列の朝食といえば気になるのは「ご当地メニュー」。そもそも野乃とドーミーインでラインナップに違いはあるのだろうか……?
……だなんて思っていたら、なんだかめちゃくちゃ既視感ある金色の箱が。
これはドーミーインPREMIUM銀座のご当地メニューだった「海鮮玉手箱」……! 銀座以外にもあるんかい! おいしいから嬉しいけれども。
そして、もう1つのご当地メニューが兵庫県の播磨(はりま)牛を使用した「牛鍋」。たしかに浅草って牛鍋のイメージある!
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その他にも「茶碗蒸し」や「ホタルイカ」、専門店の「生湯葉」など、気になるメニューが盛りだくさん! ついつい取りすぎてしまい、お盆の上が賑やかに。
「海鮮玉手箱」と「牛鍋」、これはもうご飯だろ! ……ということで両方のっけたらハイブリッドどんぶりが爆誕した。海鮮玉手箱は安定のおいしさだし、牛鍋は朝でも重くない優しくもコク深い味わい。どちらも米がみるみるうちに無くなる……!
他メニュー同様、海鮮玉手箱も牛鍋もおかわりし放題なので、結局ごはんを2杯平らげ食事を終えた。何度も言うが、ここは温泉旅館ではなく都内のビジネスホテルだ。そこらの旅館で提供されている朝食バイキングより遥かにレベルが高い……!
ただ、ざっと見た感じラインナップ自体は「ドーミーインPREMIUM」と似通っている。料金設定も2300円と同じだったので、野乃独自の内容……というわけではないのだろう。
とはいえ、通常メニューもご当地メニューもホテルごとで少しずつ違うのでその点は特に気にならなかった。
・日本人も満足できる和風プレミアムホテル
おかしい……おかしいぞ。ビジネスホテルに泊まったはずなのに、宿泊後の満足度が高すぎる……! 畳敷きってのが特に大きな要素なのだろう、居心地良すぎてビジホ感ゼロなんだよなぁ。
むしろ系列独自の無料サービスを受けることによって「あ、そういえばここはドーミーイン系列のビジホだった」って気づくレベルだ。無料でアイスやラーメン食べて、ここがビジホだと再認識するって普通にわけわからんけどな。
泊まる前は立地とコンセプトから完全に外国人観光客向けだと思っていたが、泊まってみると意外と日本人も多め。4月末現在、野乃浅草 別邸が系列で1番新しいホテルなので、国内外問わず注目が集まっているのだろう。
外国人だけが喜ぶ「日本風」ではなく、誰もが心地よいと感じる「和の心」が散りばめられたホテルだった。このクオリティを持ちながらビジネスホテルの枠に収まっているのは、良い意味で反則だ!
参考リンク:御宿 野乃浅草 別邸
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.