今回の処分について、越谷市の消防局消防長は「公務員として住民の信頼を大きく損なう行為で心よりお詫び申し上げます」とコメントし、副業と地方公務員法第33条で定められる〝信用失墜行為〟にあたることからの処分だと説明している。
だが、公務員のビデオ出演については《信用失墜行為にはならないと思う。別にええやん》《裏金目的でパーティーを開く奴らの方が金額含め余程罪は重いと思うけどね》《火災の時助けてくれるならかまいません》《信用失墜行為はその業界で働く人間に対する冒涜ではなかろうか?》《職業に貴賎なし、という道徳に明らかに反する》など、市井で議論が交わされている。
処分された消防士はいずれも、動機について「お金に困っていた」と話していることが報じられている。
真っ当な報酬が支払われていれば起こらなかったわけで、〝小さな政府〟という美名の下、公務員の人件費抑制に勤しむ政策が引き起こした悲劇と言っていいかもしれない。