ならば……
デカい鍋にたっぷりの湯を沸かし……
4分半ゆでて……
──の間に!
添付のつゆで「冷つゆ」も作りつつ……
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はい完成。
して、そのお味は──
これは勉強になるわ……!
とりあえずは当連載のレギュレーション冷つゆ「創味のつゆ」でいただいたのだが……。
いや、まずは麺から行こう。「家そば」か「外そば」かで言えば家だ。弾力あって、喉越しも良いそばだけど、それはもう家。
でも、「ほっこりする家」というか。悪い意味ではない家というか、家は家でも「実家感」というか。
まさに「家庭に出てくる蕎麦の味の干し蕎麦」がこれなのかなと。
でね。
“つゆ” なんですよ。
「創味のつゆ」の次に「添付のつゆ」で食べてみたら、濃い濃いに慣れている東京人の私にとっては、これがものすごく薄いわけです。こんなにも薄いのかと!
「だし」やん。
ほぼ、だし。
よく関西の人が東京に来て蕎麦を食べたら「つゆ、真っ黒やん!」「つゆ、濃すぎやん!」「つゆ、しょうゆやん!」みたいに驚くそうだが、その逆バージョンを私は今回初体験していた。
せっかくなので、規定量を守って「温のつゆ」も作ってみたのだけれど、これまた生粋の東京人にとっては極めて薄味。
でも、それがまた良いというか。これはこれでアリというか。
やさしいんだな〜って。あっちの蕎麦は、やさしいんだな〜って。
冷か温なら、温のほうが「ほっこり感」が増して良いと思う。
さらにここに豚肉とか鴨肉なんて入れたら丁度いい塩梅になると思う……って、ハッ!
やはり「あっちの蕎麦(島根)=鴨南」なのか?
過去に亀ちゃんがレポートした、佐藤ゴリ推しの「日本一うまい、八雲庵(やくもあん)の鴨南蛮そば」の写真をよく見ると、つゆの色もやや薄め。
こういう系の味がするのかなぁ。こういう薄系のつゆで構成されている蕎麦、食べてみたい……!
がぜん行ってみたくなってきた。いや、もう行く。島根、行く! 鳥取も。
蕎麦、奥が深い。
奥の細道ならぬ、奥の蕎麦道。