top_line

「エンタメウィーク」サービス終了のお知らせ

なすなかにし・那須晃行が脳梗塞から復帰…休養中なのに新番組が始まる「異例対応」の理由とは

SmartFLASH

 番組の途中であれば、ゲストパートナーで対応することはよくあることですが、MCの1人が不在のなかで新番組がスタートするのは、そうとう異例です。それだけ番組側はなすなかにしに信頼を寄せていることがわかります。

 

 信頼が厚い理由のひとつには、なすなかにしがロケの達人だというところにあるのではないでしょうか。筆者は以前、2人が年間250本以上のロケをやるようになった経緯について、お話を伺っています。

 

中西「最初は『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)でロケに行かせてもらいまして。そのロケを見たスタッフさんが『笑神様は突然に…』(同局系)に呼んでくれて。それを見たスタッフさんが『ラヴィット!』に呼んでくれて、ガーンとロケの仕事が広がった感じですね」

広告の後にも続きます

 

那須「1個のロケが跳ねたというより、1個1個がつながったみたいな」

 

 なかでも、深夜の特番『笑神様は真夜中に…』のロケ対決で優勝したのが大きかったと言います。

 

中西「スタジオの内村(光良)さんや(宮川)大輔さんやサバンナ高橋(茂雄)さんにいろいろツッコんでいただいて」

 

 なすなかにしは、その優勝した番組ロケで、スラックラインという細いベルト状のラインの上でバランスを楽しむスポーツをレポートしていました。

 

 ロケでは、芸人がジャンプして瞬間移動で別の場所に着地したように見せる手法があります。その着地先がスラックラインのライン上で、なすなかにしが転倒するというボケを、スタジオで見ていた内村さんが絶賛していました。

 

那須「『こてこてのロケをすな!』みたいな。古臭いロケの感じを、逆に(内村さんに)受け入れていただいたところはあります」

 

中西「あの着地するパターンのボケは何個かあって。着地でそのまま海に落ちるとか」

 

 かつて東野幸治さんが、「関西から上京してきた芸人は内村さんにハマると仕事が増える」とおっしゃっていました。なすなかにしもまさにそうで、そこから飛躍的に仕事量が増え、いまや1人が不在でも新番組が始まるという、絶大な信頼を勝ち取ることになったのです。

 

 那須さん、復帰おめでとうございます! さらなるご活躍を楽しみにしております。

インタビューマン山下
1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。

  • 1
  • 2
 
   

ランキング(エンタメ)

ジャンル