で、残るは中山のGI・皐月賞。データでは前走が弥生賞、共同通信杯の連対馬が間違いなく連に絡んでいる。弥生賞の1着は⑫コスモキュランダ、2着⑭シンエンペラー、3着④シリウスコルト。共同通信杯の1着は⑬ジャスティンミラノ、2着が⑧ジャンタルマンタルだった。
狙いは戸崎圭太騎乗で初出走から2連勝の⑬と、乗り替わりながらも1着⇒1着⇒2着⇒2着という坂井瑠星騎乗⑭の7枠だ。これに弥生賞、共同通信杯で3着以内④の2枠、⑧の4枠、⑫の6枠の枠連。1番人気⑩レガレイラの5枠はトリガミにならないので押さえ、枠連②⑦、④⑦、⑤⑦、⑥⑦に各2000円とした。
レースは中段前方につけた⑬が直線で抜け出し、⑬の後ろから直線で迫った⑫が2着、3着が⑧だった。3連単⑬⑫⑧の払い戻し金は2万9240円。ワタクシはといえば、枠連⑥⑦1890円をようやくゲット。福島に来て中山の皐月賞で一矢を報い、収支は2000円プラスとなった。
新幹線代を使い、競馬場の喜多方ラーメンを食べに来たような旅打ちだが、儲けられなくても狙い通りに皐月賞を的中させることができたので、終わりよければ…のみちのく一人旅。前編で書いたように、ギャンブル依存症とは無縁の世界だ。
カーシェアの車を返して、さてどこでメシにするか。福島駅周辺はだだっ広く、飲食店街は見当たらない。繁華街は別のエリアなのだろう。
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仕方なく、駅ビルの1階にある回転寿司の店に落ち着いた。金沢の回転寿司と同じで、注文した寿司とツマミを回転させて運んできたり、目の前で握ってくれるスタイルなので、普通に寿司屋で飲み食いしている感覚だ。しかも、各地の珍しい魚介類が並んでいる。鮫鰈、真ハタ、タコの卵の軍艦タコまんま、柔らかい活タコ、焼きホッキ…。これらを地酒の国権で。
競馬場で買って帰ろうと思っていた弁当「牛肉どまん中」は販売終了だった。新幹線ではこれまた福島の地酒、栄川のカップ酒をチビリチビリと…。
(峯田淳/コラムニスト)