静寂がやって来る。まるであの頃の自分と向き合っているかのように。私は前に進めているのだろうか。それとも、もう終わってしまったのだろうか?
・別れ
そんな問いかけに「鉄板イタめし」は沈黙する。じっとこちらを見るように。そして、ふっと笑うとこう言った。「まだ始まったばかりじゃないか」と。
気づけば鉄板イタめしはなくなっていた──。
いつだって我々は飽きてしまう。刺激的なことは当たり前になり、辛さにばかり目が行くようになる。日々が色褪せたそんな時は、『らあめん花月嵐』の鉄板イタめしに会いに行こう。ひょっとしたらそこにはキラキラしていた頃の自分がいるかもしれない。少し泣いた。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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