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Aぇ! group、先輩・仲間に見守られて迎えるデビュー 多くの祝福の言葉が集まる理由

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 そして「お笑いの舞台。半分くらいが(まるで吉本)新喜劇です。1時間ちょっとお笑いするんですよ。すごくないですか? で、その脚本・演出をAぇ! groupの小島健がやってるんですよ。外部から呼んでないのよ」と興奮気味に語った。「(本番前、後輩たちが)ダンスとか歌練習してんのかなと思ったら、“あそこさ、もっと食い気味に来て”、“OK!”とか」「M-1(グランプリ)の楽屋みたいになっとると思って!」「お客さんに楽しんでもらう、そして自分たちの成長に繋がるように毎回ネタ変えて!」と、そのあまりのガチっぷりに驚きを隠せなかったという。

 この日、共にパーソナリティを務めていた長尾謙杜も、藤原の話を受けて「こじけん(小島健)やってるって言ってるわ。“できるだけ空いてる日は行くねんな”って言ってた」と小島の奮闘ぶりを思い返す。改めて数十人いる関西ジュニアを前に出していくためにいろんな役割を作っていった小島のプロデュース力に感服すると、藤原は「俺たちも関西ジュニアにいたとき、もっとお笑いに貪欲やったから、大切にいかなあかんなって思えた1日でした」と締めた。

 これだけ多くの同期や先輩たちから、Aぇ! groupがCDデビューを祝福されるのは、彼らが地道にコツコツと実力を積み重ねてきたことを知っているためだろう。MVを見れば、経験値を感じさせるその力強い歌声とダンスを確認することができる。加えて、同期や先輩たちのリアクションから、テレビ番組の賞金をグループ活動のために使いたいという健気な向上心や、ファンを喜ばせ続けようという仕掛けを考えていくプロデュース視点、そして仲間としてこのCDデビューという新たな一歩にアツい気持ちを抱かずにはいられない人間味が、Aぇ! groupの大きな武器となっていることも見て取れる。そんなAぇ! groupの勢いが先輩グループにもいい刺激を与え、新たな相乗効果を生み出していきそうで実に楽しみだ。

(文=佐藤結衣)

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