ご飯はケチャップライスというよりもチャーハン寄り。チャーシューも入っていて、炒め度の強い味の中にケチャップの風味が感じられる。大阪王将のオムライスみたいな濃厚さがあった。
ならば、この味を生かすべきだろうと、席にあった「俺流マーにんにく」をトッピングしてみたところ、辛みでパンチが利いてウマイ。他に海苔とかうめとか、調味料も俺流なところはこの店の良さと言えるだろう。
ラーメン屋の券売機に眠るメシ、略して「ラーメシ」に感じた俺流。その味に細部にまでこだわる『俺流塩らーめん』の本質を垣間見た気がした。店内もキツイ匂いがなく比較的綺麗だったし、ラーメン戦国時代の現代において存在感を発揮しているのも頷けたのであった。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.