4月11日の対ツインズ戦で7試合連続安打を達成した大谷翔平。日米通算1000安打にあと2本と迫った(写真・USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
4月12日(日本時間・以下同)、米カリフォルニア州の司法省は、ドジャース・大谷翔平の元通訳である水原一平容疑者が、違法なブックメーカーへの借金を返済するため、大谷の銀行口座から合計1600万ドル(約24億円)以上を不正に送金していたとして、水原容疑者を銀行詐欺の疑いで訴追したと発表した。当初の報道では、水原容疑者による違法なブックメーカーへの不正送金は、450万ドル(約7億円)以上とされていた。
ロサンゼルスでおこなわれた記者会見で、カリフォルニア州地区の連邦検事マーティン・エストラーダ氏が、捜査の結果を公表、水原容疑者は、2021年から違法なスポーツ賭博を繰り返し、胴元への借金が膨れ上がった。水原容疑者は、大谷の銀行口座から送金の際、銀行のアカウント担当者に電話越しで大谷本人と偽り、多額の送金をおこなったという。エストラーダ氏は「Mr.オオタニは捜査に対して全面的に協力してくれた。彼は犠牲者」とコメントした。
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大谷は3月26日にドジャースタジアムで会見し、「僕はもちろんスポーツ賭博には関与していないですし、ブックメーカーに送金していたという事実はまったくありません」「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、みんなに嘘をついていた」と、違法賭博への関与を全面的に否定していた。今回の検事の発言で、大谷への疑いは晴れたかたちとなった。
24億円以上という巨額の窃盗に世間が驚くなか、時期を同じくして、大谷が25億円の別荘を購入予定であることが「女性セブン」で報じられた。