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不器用な娘と父が、悲しみをカラフルに塗り替える。「SCRAPPER/スクラッパー」

キネマ旬報WEB

 

母を亡くした少女と音信不通だった父との不器用な共同生活を描き、サンダンス映画祭2023で審査員大賞を受賞、ナショナル・ボード・オブ・レビューでインディペンデント映画トップ10に選出された「SCRAPPER/スクラッパー」が、7月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷&有楽町ほかで全国公開される。ポスタービジュアルと予告編(俳優の小川未祐がナレーションを担当)が到着した。

 

 

母を亡くし、ロンドン郊外のアパートに一人で暮らす12歳のジョージー。親友のアリと自転車を盗んでは転売し、日銭を稼いでいる。その一方で、母が遺したホームビデオを再生しては、悲しみを耐え忍んでいた。

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そんなジョージーの前に突然、行方知れずだった父のジェイソンが現れる。「母親を亡くしたお前に会いに来た」と言うジェイソンに、「12年間一度も会いに来なかったくせに」と複雑な思いを示すジョージー。二人はぎこちないながらも、別々だった時間を埋めるように生活を共にしていく──。

監督は、これまで数々のMVを手掛け、本作が初長編映画となる新鋭シャーロット・リーガン。ジョージーを演じるのは、監督に白羽の矢を立てられて今回スクリーンデビューを果たしたローラ・キャンベル。ジェイソン役には「逆転のトライアングル」「アイアンクロー」のハリス・ディキンソン。愛おしさあふれる珠玉作だ。

 

 

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